日本仏像史講義 平凡社新書

山本勉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582857757
ISBN 10 : 4582857752
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;18

内容詳細

仏像がこの国にはじめて入ってきたのは、飛鳥時代、六世紀半ばのこと。以来、千五百年近く、仏像は造られ、祀られ、拝まれ、みつめられ続け、繊細で多様な、他国に類のない美の歴史をつくりあげてきた。飛鳥の古拙の美から、あおによし平城京の古典美へ、平安新仏教と包み合う転形と和様の完成、中世の古典回帰と写実、そして円空仏まで、この国の仏像の多様で繊細な美の歴史を概観する。

目次 : 第1講 仏像の黎明―飛鳥時代(仏像の渡来と飛鳥時代の開幕/ 法隆寺の造像と飛鳥時代前期の金銅仏 ほか)/ 第2講 古典の完成―奈良時代(平城京の寺と仏像/ 法隆寺の塑像 ほか)/ 第3講 転形と模索―平安時代1(遷都と仏教の革新/ 転形の時代 ほか)/ 第4講 和様と耽美―平安時代2(平安時代後期の盛期と定朝/ 平等院鳳凰堂 ほか)/ 第5講 再生と変奏―鎌倉時代1(鎌倉時代の開始/ 運慶の御家人造像 ほか)/ 第6講 伝統の命脈―鎌倉時代2・南北朝時代以後(鎌倉時代後期/ 南北朝時代/ 室町時代/ 桃山時代/ 江戸時代)

【著者紹介】
山本勉 : 1953年横浜市生まれ。東京芸術大学大学院博士後期課程、東京国立博物館をへて、現在、清泉女子大学文学部教授。日本彫刻史専攻。東京国立博物館名誉館員。文化審議会文化財分科会第一専門調査会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • umeko さん

    大胆なほど簡潔に分かりやすく、しかも的確。興味がわいた箇所は、巻末の参考文献をたよりに、さらに掘り下げれば日本仏像史は完璧かも!?だたし、図版は少ないので、そこは補う必要あり。

  • nizimasu さん

    別冊太陽で出ていた同じタイトルの本がある。それとは似て非なる本だ。解説でも著者の山本先生が書いているが、やはり写真中心の本でテキストに夜解説には制限がある。そこでこの本。しかも執筆時期が前後していることもあって最新の研究成果も網羅されているというからうれしい限り。ただ個人的には時系列で奈良や京都で隆盛を誇る寺院の作品についてかなり噛み砕いて解説しているのがうれしい。その時代背景や仏像の制作方法なども細かく論じているので、写真が少ないので別冊太陽とあわせて読みたい本だろう。ハードルは高いが何度も読みたい

  • rinrinkimkim さん

    読書メーターを利用しているのは同じ本を2度読まないためだったのに・・・1年に1回はやってしまいます。前回は慶派についての表記に興味を持った感想ですが今回は奈良時代についての本書前半に興味を持ちました。つまり自分が何を求めて読書するかによって付箋のつく場所がことごとく変わる。と言うことがはっきり出た本。あと、三曲法を意識して見仏したいとおもいます。山本先生の文章はとてもロマンチックです。

  • chang_ume さん

    日本仏像通史。美術史的観点から各期特徴と変遷を詳述。とりわけ様式標徴が単線的でなく、前時代の参照を経た回帰的変遷を遂げていく様子を理解できました。特に奈良期「天平仏」が様式の基準点=ベンチマークとして、平安・鎌倉期に「天平復古」がなされる参照項的に位置づけられていたことは発見でした。また南北朝以降の作仏についても、単なる退潮・停滞ではなく各期特徴を取り上げていて理解が進みます。仏像の構成要素の概観に留まらない、様式変遷のダイナミズムを押さえた良書でした。惜しむらくは図版が少ない!

  • Hiroshi さん

    別冊太陽「仏像−日本仏像史講義」のテキスト部分を大幅加筆し、新書にしたもの。写真が少ないので別冊太陽を図録として使うと読み易いと、あとがきに書いてある。「開講の辞」に書いて欲しかった。大変だった。@仏像の黎明−飛鳥時代、A古典の完成−奈良時代、B転形と模索−平安時代T、C和様と耽美−平安時代U、D再生と変奏−鎌倉時代T、E伝統の命脈−鎌倉時代U・南北朝時代以降からなる。@24体A42体B46体C37体D91体E63体の計303体が紹介される。時代の代表仏だけを見ていくのではなく、仏像全てを体系化している。

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