社交する人間 ホモ・ソシアビリス 中公文庫

山崎正和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122046894
ISBN 10 : 4122046890
フォーマット
出版社
発行年月
2006年05月
日本
追加情報
:
16cm,389p

内容詳細

グローバル化によって衰退する組織原理。国家や企業を離れ、茫漠とした「地域社会」のなかに曝される現代人に、心の居場所はあるか―。「社交」の復権による新しい人間学の誕生。

目次 : 社交への飢餓/ 現象としての社交/ 社交の社会学/ 社交と現代社会論/ 社交と遊戯/ 「アルス」の終焉/ 社交の興亡/ 社交と経済/ 社交と政治/ 社交と文化、文明/ 社交と自我/ グローバル化と社交社会

【著者紹介】
山崎正和 : 1934年、京都に生まれる。京都大学文学部哲学科卒。大阪大学教授、東亜大学学長等を経て、LCA大学院大学学長。劇作家・評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ryota さん

    特に近代以降、工業社会、ポスト工業社会の文明論。今まで読んだ文明論の中で、一番、現状を言い当ててる内容だと思う。説明も丁寧で面白い。提案も実感として受け入れやすく後ろ向きでない。今どきの文明論は、後ろ向きか、アクロバティックな前向き(個人的にはそう感じる)が多い中、地味ながら地に足の着いた論考が展開されていて、かなり良い本。

  • station to station さん

    人間の本質は社交にあるという事実を、政治や経済から文化論に至る非常に広範な知見を動員して論じている。近代社会を駆動してきた(明確な規則や制度、階層構造を持った)企業や国家を中心とする「組織」の原理に対し、信用や贈与のような要素を持った「社交」という関係性が、グローバル化が進展した現代にあって重要性を増しているということが指摘される。また、生活のリズムを能動的に統御するか、流されるままに生きるかという点で、前者を文明、後者を自然と定義し、両者の間で絶妙な均衡を取れたときに文化が生まれるという議論も興味深い。

  • youco さん

    「社交」について、社会学的見解だけでなく、歴史的、文化的に論じされる。読み応えも充分で、とても勉強になった。最後のグローバリゼーションと終章は「フラット化する世界」の方がまとまっている

  • 学生 さん

    赤本に出てきた。

  • MAGASUS藤丸 さん

    文明と文化について、社会より前に社交があり、表現活動や芸術に繋がっていくことなど、とても分かりやすく、舞台演出家の立場から、論じている好著である。

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人物・団体紹介

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山崎正和

1934年、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。2018年、文化勲章受章。20年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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