山口瞳ベスト・エッセイ ちくま文庫

山口瞳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480435002
ISBN 10 : 448043500X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
小玉武 ,  
追加情報
:
416p;15

内容詳細

山口瞳は直木賞作家である。しかし小説ばかりでなく、「週刊新潮」の連載コラム「男性自身」のように、エッセイストとしても優れていた。清水幾太郎の「核の選択」を真っ向から論じた「卑怯者の弁」や向田邦子の事故死を扱った「木槿の花」は、社会的にも大きな話題をよんだ。あわせてサラリーマン社会の切ない日常を過不足なく描き、独自の生活美学を浮き彫りにする。

目次 : 1 人間通―“偏軒”として生きる/ 2 昭和の迷宮―漂泊する自画像/ 3 われらサラリーマン―運・競争・会社人間/ 4 夢を見る技術―歓びと哀しみと…/ 5 わが生活美学―人間関係の極意/ 6 飲食男女―“通”の“通”の弁/ 7 老・病・死―反骨と祈り

【著者紹介】
山口瞳 : 1926‐95年。東京生まれ。兵役の後、鎌倉アカデミアで学び、1958年壽屋(現・サントリー)に入社。「洋酒天国」編集の傍ら、コピーライターとしても活躍する。1963年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞し、文筆業に専念する。「週刊新潮」の長期連載コラム「男性自身」は多くの読者から支持された

小玉武 : 1938年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    ちくま文庫でオリジナルで編纂しているエッセイシリーズ、今回は山口瞳編です。山口瞳さんも小説は全然読んだ事がなく、洋酒天国に関わって有名なコピーを作ったと言うのと、週刊新潮で「男性自身」の執筆を長年続けていらした事くらいしか知りませんでした。昭和の時代の浮かび上がる素晴らしいエッセイでした。特に向田邦子さんと色川武大さんについて書かれた追悼とも言える連作エッセイには深い愛情以上のものを感じました。軍隊での経験と敗戦の記憶がかなり大きい部分を形作ってるいる様な気がします。直木賞の「江分利満氏の〜」も読みたい。

  • ケニオミ さん

    丁度読む本がなくなったので、たまたま図書館で見つけて読むことにした一冊です。内容はちょっと古いなあという印象を受けましたが、向田邦子についての何篇ものエッセイは面白かったです。同じ時代に生きた人だから、向田邦子のことが活き活きと描かれていました。読み直そうかな。図書館の予約本が雪崩を打ってきそうだけど。

  • yutusbochan(yasuhiko.utsubo) さん

    二昔以上前の作家と思い込んでいました。後書きによると大正15年昭和元年11月3日生まれで平成7年8月30日没。サントリー宣伝部勤務にして直木賞作家。洋酒天国は学生時代に手に取ったことあり、トリスウィスキーの名コピーは勿論知っている。そんな山口さんの書く文章は、世相への言葉やらウィスキーへの造詣やらサラリーマン の応援もあって楽しめました。

  • moi さん

    よくもわるくも、戦中派イッケツ主義酒飲みギャンブル野球将棋好きサラリーマンの矜持が表れている。いかにも〈昭和〉なのであるが。山口瞳を知るきっかけとなった、伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』の方が上手か。しかしながら、やはり「木槿の花」は名文だ。時間の揺れ動き方がいいのかもしれない。

  • ようこ さん

    自分の知識や想像では補い切れないけれど、“戦中派”としての言葉にいろいろと感じるものがあった。 『木槿の花』遭難の一報が入ったときの焦燥感、「今にして思えば…」と振り返るかつてのやりとりや思い出、向田邦子に対する想いのさまざまに胸を打たれた。 当時のサントリーの人材の豊かさに驚かされる。

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人物・団体紹介

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山口瞳

1926年東京生まれ。國學院大學文学部を卒業。出版社勤務を経て、寿屋(現サントリー)宣伝部に入り「洋酒天国」の編集、コピーライターとして活躍。1962年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞、1979年『血族』で菊池寛賞を受賞する。1995年8月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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