悪の指導者論 小学館新書

山内昌之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098253104
ISBN 10 : 4098253100
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
佐藤優 ,  
追加情報
:
286p;18

内容詳細

長老派の信者ゆえに神に選ばれたと思い、わが道を突き進むトランプ。兄を粛清し、核実験で世界を脅かす金正恩。かつての盟友・メドベージェフ失墜の糸を引くプーチン。オスマン帝国への憧憬を持ち、大統領の権限を強化したトルコのエルドアン。低学歴のコンプレックスを抱きながらもイランの最高指導者となったハメネイ。世界を見渡せば国家指導者は独裁的な人物ばかり。「知の巨人」二人が首脳たちの「闇」と国際情勢の「裏側」を語り尽くす!

目次 : 序章 ミサイルパニックの何が問題か/ 第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ(アメリカ)/ 第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩(北朝鮮)/ 第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン(ロシア)/ 第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン(トルコ)、終身最高指導者 アリー・ハメネイ(イラン)/ 終章 核を持つ北朝鮮と日本

【著者紹介】
山内昌之 : 1947年生まれ。歴史学者。東京大学学術博士。2012年、東京大学教授を退官し、明治大学特任教授・東京大学名誉教授・ムハンマド5世大学(モロッコ)特別客員教授

佐藤優 : 1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年、有罪が確定し失職。13年、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    「アメリカが北朝鮮に先制攻撃を行えない所以」「エルドアンによって民主政体が強化されたという逆理〜世俗主義と民主政体の混同〜」「プーチンの卓見に裏打ちされた権謀術数〜メドベージェフ失脚〜」など読み応えのある一冊だ。ところで「佐藤優の著書は小難しいから敬遠しがち」という向きが強いのではないだろうか。実はワタシにも佐藤拒絶反応がいささかある。「わかんねえんだよ!」と途中で投げたことも少なくない。だが本書は対談本という体裁と佐藤氏が聞き手に回っていることもあり解り易く、佐藤アレルギーを克服したい人にお奨めしたい。

  • 九曜紋 さん

    トランプ、金正恩、プーチン、エルドアン(トルコ)、ハメネイ(イラン)、世界を動かす独裁者型「悪のリーダー」について佐藤優と山内昌之が語り尽くす。ここで「悪の」というのは「EVIL」の意味だけではなく、「強か」の意味を含む。思えば東西冷戦を終結させた時の各国の首脳も役者揃いだった。レーガン(マルタ会談時はブッシュ)、サッチャー、ミッテラン、コール、そしてゴルバチョフ。歴史が大きく動くとき、それにふさわしいリーダーが揃う不思議。本書には取り上げられていない中国の習近平を含め現在の役者達がもたらすものは何か?

  • ゆうきなかもと さん

    面白い。 山内先生はやっぱり凄い。碩学とはこういう人をいうのだと思う。 その山内先生が佐藤優にはここまで謙虚な感じなのも面白い。 トランプ、プーチン、金正恩などを決して過小評価しないことが大切なのかと感じた。

  • 元よしだ さん

    読了〜 中東の地図をみながらの状況分析がたのしかったです またイスラム教シーア派のくわしい解説も参考になりました そして佐藤さん対談本でほぼほぼ佐藤さん語りでないのもめずらしい気がしました〜〜

  • Happy Like a Honeybee さん

    この二人の対談は相乗効果と言えようか。 ウィルソン、アイゼンハワーの系譜に属するトランプ。 僭主政、寡頭制から衆愚政への懸念。 トルコ情勢が参考になった。 指導者を生み出しやすい土壌も必要。

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人物・団体紹介

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山内昌之

1947年、札幌市生まれ。北海道大学大学院博士課程を中退、東京大学で学術博士を取得。現在、東京大学名誉教授、ムハンマド五世大学特別客員教授、武蔵野大学客員教授。また、富士通フューチャースタディーズ・センター(FSC)特別顧問、アサガミ顧問、KIZASHI顧問、横綱審議委員会委員長なども務める。専攻は

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