ぼくがぼくであること 岩波少年文庫

山中恒

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001140866
ISBN 10 : 4001140861
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
追加情報
:
18cm,318p

内容詳細

優等生そろいの兄妹の中でひとりダメ息子の秀一。いや気がさした秀一は家出をして、不思議な事件に巻き込まれていく。見せかけだけの家庭や社会の姿を鋭く映す、力強い成長の物語。

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    小学6年生の秀一は勉強が苦手で、母親に叱られてばかり。夏休みに嫌気がさして、家出を決行する。その家出がきっかけになり、いろいろな人達の知り合い、自分の家族が抱えている痛みや矛盾に向き合うようになる。とにかく面白い。ストーリーテーリングが確かで、次はどうなるのかと言うことが気になって、読むのをやめられない。子供の心情が手に取るように描かれており、秀一に感情移入してしまった。母と子の対立と言う普遍的なテーマを、これほどリアルに描いている小説は少ないと思う。ラストは重たいが、清々しさを感じる。名作。

  • chiru さん

    主人公の秀一は、優等生の兄姉妹と比べられ、母親から怒られてばかりの小学六年生。 夏休みのある日決行した家出では、初恋を経験したり、事件に遭遇したり、様々な経験を通して秀一は客観的な視点で物事をとらえるようになる。 対して母の目には子供の自立が反抗に見え、過干渉を暴走させある結末を招くけど、家族の再建のゼロからのスタートを切る兄弟たちの成長がまぶしく、前向きな子供たちにのそばにいる母親が羨ましい。 子供の頃に戻って読みなおしたいなって思うくらい名作。 ★5

  • Willie the Wildcat さん

    枠の有無で生きる共通項の気楽さと、伴う責任の差異。日々の生活が、自己形成の糧。好奇心と違和感を尊重し、双方向の信頼が育む。人生奇麗ごとばかりではないが、如何にその後に活かすか次第で、妙薬ともなれば劇薬ともなる。”今”!だから母を迎えに行く秀一。家族なんだよ、母なんだよ。心身ともに成長を感じさせる背中。一方、反面教師の大人群は皮肉だが、現代でも悲しき事実という感。自分の育児を振り返ると、時に耳の痛い記述もある。今更ですが、人の振り見て我が振り直せ、ですね。なお、埋蔵金のオチがなかったのが寂しい。(笑)

  • たつや さん

    表紙の絵が、好みでないので期待ゼロで読み始める。しかし、私が子供の頃にテレビでみた「あばれはっちゃく」の原作者が書いた作品と知り、期待度が上がり、でも、軽く読め、楽しめました。つい最近の現代が舞台ですが、昭和のよき時代臭がプンプンします。で、5人兄弟の3番目の秀一は名前負けするできの悪い子。母親は昔で言うスパルタママ。そんな母親と反りが合わずに家出する秀一。面白いけど、児童書に家出ってどうなの?と思うが、それでも、ラスト一ページが好きです。読み次がれるかは疑問ですが、それでも、読んで良かったと思えました。

  • kayoko さん

    表紙の雰囲気から子供の本だろう…と思いながらも以前、誰かに薦められて購入した本だった。昭和感たっぷりだったがぐんぐん引き込まれた。それぞれの個性も面白かったしそれぞれが一生懸命何かと戦っている感じがすごく良かった。内容もドキドキするところもたっぷりあって面白かった。想像していた以上の本だった。

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人物・団体紹介

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山中恒

1931年北海道小樽市生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。1960年『赤毛のポチ』で日本児童文学者協会新人賞、1974年『三人泣きばやし』で第21回産経児童出版文化賞、1978年『山中恒児童よみもの選集』で第1回巌谷小波文芸賞、1993年『とんでろじいちゃん』で第31回野間児童文芸賞、2003

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