「靖国神社」問答 小学館文庫

山中恒

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061918
ISBN 10 : 4094061916
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
348p;15

内容詳細

国外から批判を浴び、国内では賛否が対立する総理大臣の靖国神社参拝。そもそも靖国神社の成り立ちとは?靖国の神とは何か。なぜ戦災死者は祀られず、A級戦犯は合祀されているのか。その背景を知ることなく、問題の本質は理解できないと著者は言う。「少国民シリーズ」で戦時下の教育の実態を明らかにした著者が、膨大な資料から靖国神社とは何かを一問一答形式で紐解く。国会が安保法案に揺れ、国民が未来の選択を迫られる戦後七〇年目に歴史を正視するための必読書。

目次 : 靖国神社はなぜ戦災死者を祀らないのですか?/ 靖国神社はいつ頃できたのですか?/ 靖国神社の神と八百万の神はどう違うのですか?/ 過激な国家神道とは?/ 復古神道と靖国神社の関係は?/ 教派神道と国家神道の違いは?/ 靖国神社は宗教ですか?/ 靖国神社は軍事施設ですか?/ 靖国神社と徴兵制度の関係は?/ なぜ西郷隆盛は靖国神社に祀られないのですか?/ 韓国と靖国神社の関係は?/ 日清戦争と靖国神社の関係は?/ 日清戦争で靖国の神は変わりましたか?/ 靖国神社の例大祭とはどういうものですか?/ なぜA級戦犯が靖国神社に合祀されたのですか?/ 中国と靖国神社の関係は?/ 靖国神社の祭神はなぜ増えたのですか?/ 戦後の靖国神社と公式参拝問題の関係は?/ なぜ靖国神社に祀り続けたのか?

【著者紹介】
山中恒 : 児童文学・ノンフィクション作家。1931年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 加藤久和 さん

    入門書っぽい体裁だが細かい知識が記載されているため辞書的に利用した方がいいかもしれない。靖国神社の起源である東京招魂社の設立に大村益次郎という人物が中心となって関わっている。司馬遼太郎の駄作『花神』では大村は何やら偉人扱いされているわけだが、この人物は英国仕込みの大砲で幕府方とはいえ同胞日本人を撃ちまくった殺戮者であることを忘れるわけにはいかない。当然東京招魂社には幕府方の戦死者は一切祀られなかった。何が日本人の魂だよ馬鹿々々しい。あとがきで白井聡氏が言うようにこの好戦的なカルト神社は自然死させるべきだ。

  • カツイチ さん

    読んでよかった。小学館、お子様から右から左まで幅の広さは四次元ポケット並。

  • Daisuke Azuma さん

    靖国参拝と軍国化を結びつける筆者の思想には賛同しかねるが、靖国の成り立ちを学ぶという意味では勉強になった。靖国が少なくとも戦時中までは戦死した英霊を偲ぶ場ではなく、勝利のために英霊たちの天佑を願う場であったということを知ると、諸外国の靖国参拝に対する強い拒否反応もうなずける部分が出てくる。しかしそれが靖国の成り立ちであったとしても、それが全てではあるまい。現在においての靖国の意味はやはり英霊たちを慰める場であろうと思う。それを国家カルトの一言で片付けることには違和感がある。

  • そーすけ さん

    300*今年読んだ300冊目の本。

  • わ! さん

    良い本だ。靖国問題がとてもよくわかる本となっている。靖国問題を語るとき、どうしても左右どちらかの側に立って話をしてしまいそうになるが、この著者は一応「靖国神社」には矛盾が内在されている…という立場には立つものの、明らかに反対派としてではなく、この本を書いている。特に日本の神道の歴史なども、完結明瞭で、その神道と靖国神社とが、どれほどの乖離を持つかがわかりやすい。そう靖国神社は現日本の神社においても、かなり特殊な神社なのである。

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人物・団体紹介

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山中恒

1931年北海道小樽市生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。1960年『赤毛のポチ』で日本児童文学者協会新人賞、1974年『三人泣きばやし』で第21回産経児童出版文化賞、1978年『山中恒児童よみもの選集』で第1回巌谷小波文芸賞、1993年『とんでろじいちゃん』で第31回野間児童文芸賞、2003

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