山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた 講談社プラスアルファ文庫

山中伸弥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062816410
ISBN 10 : 4062816415
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;15

内容詳細

山中先生が初めて語った、「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」。「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代、臨床医から研究者への転向、留学後にかかった「アメリカ後うつ病」、発見を認めてもらえないもどかしさ、熾烈な「ヒトiPS細胞」開発競争―そして山中先生が見つめる再生医療の未来とは?やさしい語り口で中学生から読める、山中先生の人生と科学の可能性!

目次 : 第1部 「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」(走り方が変わった/ 医師を志す/ 勝敗より大切なこと/ 神戸大学医学部へ/ ジャマナカ ほか)/ 第2部 インタビュー(飛ぶためにかがむ/ トップジャーナルのハードル/ 紙一重でできたiPS細胞/ 初期化の有無を調べる/ 「しおり」と「黒いシール」 ほか)

【著者紹介】
山中伸弥 : 1962年大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2006年、胚性幹(ES)細胞と異なり、受精卵を用いず体中の細胞に分化する可能性を持つ人工多能性幹(iPS)細胞をマウスの皮膚細胞から作製したと発表。2007年にはヒトの皮膚細胞からiPS細胞を樹立したと発表した。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mura_海竜 さん

    どんどん集中して読めました。仕事で次のお客さんのためにips細胞の予習。ノーベル生物学・医学賞受賞の山中さん。ips細胞の将来性・山中さんの生い立ちなども、研究者はどう言った人かが分かる。運動をかなりやっていたこと、父から医者になれと言われたこと。アメリカに渡り工夫しハードな研究をこなす。途中から、ES細胞に興味が出て集中する。窮地を救ったのはコンピュータ。第二部はインタビュー形式。山中さんの外国の方の発言、日本語訳が全て関西弁になることにニヤってしてしまう。再生医療よりも創薬分野への応用に使われている。

  • つねじろう さん

    いるよねぇこういう人。本来とても難しいことを何でもない日常の会話をするように語っていってこちらを分かったような気持ちにさせてくれる人。まさにこの本の山中さんはそんな感じに静かにかつ丁寧に語ってくれる。悔しいけど大体こういうタイプは女性にモテる。しかも若い頃はラガーマンで今はフルマラソンを走ったりして、謙虚で部下思い、研究に対する姿勢は誠実。どんな環境でも誰からでも学べる。また貪欲さと行動力もある。で、ひとしきり悩む。益々格好良いわ。どれも真似する事は難しいけど、パワポの矢印をピタっと止める事は出来そうだ。

  • R さん

    山中先生の半生と、iPS細胞について大変わかりやすく書かれた本でした。尊敬の念を覚えずにいられない、山中先生の語る言葉が身に沁みる、説教臭くない含蓄のある話に引き込まれました。先生が天才であることも確かだけども、その人をもってして人生には大きな壁があって、何度かの挫折や苦難を乗り越えてきた話が本当に素晴らしい。運がよかったのも確かだとは思うけども、たゆまぬ努力、ハードワークの結果だと思えば納得できます。

  • 陽子 さん

    私たちを形作っている細胞、遺伝子。人間も動物も植物も、その仕組みは宇宙のように神秘的で奥深いと感じた。iPS細胞は赤ちゃんのような出来立ての細胞にリセットできる技術。最初は整形外科医を目指していた山中先生。手術が下手くそで「ジャマナカ」と指導医に呼ばれる自信喪失が、逆に研究医師に繋がる道だったとは。まさに「人間万事塞翁が馬」だったことを知り、マイナス面から何を拾い上げるかが人生大切なんだと感じた。失敗は未知を知る驚きと更なる探求に結びつく。素晴らしい発見が更なる難病打開の研究に結びついていく事を願う。

  • たんかれ〜 さん

    iPS細胞を利用した安全な再生治療や創薬技術が、今こうしている間にも進化している事はとても心強く、山中先生や研究員の方達に感謝です。一度先生の講演を聴く機会がありましたが、研究費が十分ではない事を嘆かれ、寄付を募っておられました。自らの講演や執筆も研究員のタシにされているのだと思います。

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