王朝文学の楽しみ 岩波新書

尾崎左永子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004312949
ISBN 10 : 4004312949
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
18cm,232p

内容詳細

「王朝古典」の本当の面白さは教科書に採用されぬ部分にある。誰もがかかえる愚かしさ、燃える嫉妬心、権力者との危うい関わり。今も変わらぬ人間の本性を映す世界へ、現代的な感覚、小気味よい筆運びで案内する。

【著者紹介】
尾崎左永子 : 歌人、エッセイスト。1927年、東京に生まれる。東京女子大学文学部国語科卒。佐藤佐太郎に短歌を学び、57年、歌集『さるびあ街』(沖積舎)上梓。放送作家、作詞家として活動。松尾聰門下として日本古典の世界へ。歌集多数。著書に『源氏の恋文』(求龍堂、日本エッセイスト・クラブ賞)、『源氏の薫り』(同)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    とても面白かった。古典というと、とっつきにくいものと敬遠される方もいらっしゃると思う。けれどこの本は人間の普遍という分析をすることで私たちを昔の作品につないでくれる。衣装など文化の説明もあり、古典文学を理解する一助になってくれそうだ。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    貴族が伝来の文字や詩文を消化し、日本独特の特色を創造し始めた頃の文学(6頁)という認識。日本的アレンジは日本の流儀であって、この文化は経営や経済社会にも影響していったのは合点がいく。「富士の烟(けむり)」(89頁)。ということは、噴火した後の時代であったの? ただ、吹雪いていたの? と思った。禁書としての『伊勢物語』(96頁)。男女差別ではだめだ。「女人出家」(132頁)。家柄よくとも、生活能力が低かったり、権勢争いばかりでは、やになっちゃうでしょう、と。生きる場所探しといえる。第5章は高校古文基礎知識。

  • sheemer さん

    歌人・エッセイストの著者によるさまざまな王朝文学評および解説。田中貴子先生ほどはっちゃけてはいないが、コンサイスでわかりやすい解説本、内容は入門者には十分。図書館本だが、たぶん買うと思う。

  • 1877 さん

    この時代に生まれた古典文学は多いが、そのどこからもぐり込んでも、古典は決して読者を拒否することがない。

  • tatsuki さん

    結局文学における結論は感性に引き摺られるので、自分なりの価値を見出すには自らも原典を精読せねば厳しいなあ。私はウェットな源氏物語よりもカラッとした伊勢物語や古今和歌集の方が好き。土佐日記は確かに、たまにドン引きするような下ネタが出てくるよね。

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人物・団体紹介

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尾崎左永子

1927年東京生まれ。歌人。作家。歌集『さるびあ街』(松田さえこ名義)で第四回日本歌人クラブ賞受賞、『源氏の恋文』(求龍堂)で第三二回日本エッセイストクラブ賞受賞、第六歌集『夕霧峠』(砂子屋書房)で迢空賞受賞、『新訳:源氏物語1〜4』(小学館)等の活動により神奈川県文化賞受賞。また「合唱組曲・蔵王」

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