歴史学の最前線 “批判的転回”後のアナール学派とフランス歴史学 叢書・ウニベルシタス

小田中直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588010545
ISBN 10 : 4588010549
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
284p;20

内容詳細

1989年に「危機的な曲がり角=批判的転回」特集を組んだ世界的学術誌『アナール』。絶えず自己革新を試みてきたアナール学派とフランス歴史学の試行錯誤の30年を現状理解に不可欠な精選された論考群でたどる!

目次 : 1 今日の『アナール』/ 2 組織、新たな研究対象/ 3 社会的なるものの主観主義的アプローチにむけて/ 4 交錯する歴史を考える―経験的なるものと再帰的なるものとのはざまで/ 5 19世紀フランスにおける準幹部公務員―ある研究の中間報告/ 6 『アナール』第66巻第1号/ 7 巻頭言『アナール』、今日、明日

【著者紹介】
小田中直樹 : 1963年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。博士(経済学、東京大学)。現在、東北大学教授。専門はフランス社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ex libris 毒餃子 さん

    フランスの歴史学派、「アナール」の近年における「批判的転回」を受けての学派に属する学者の論考集。元々が現存の歴史学手法へのアンチで出てきた学派なので、好戦的姿勢。個人的には、これぐらいブイブイ行く方が学問としてはいいと思う。 比較的、読みやすいです。

  • 渡邊利道 さん

    雑誌「アナール」で1988年に掲載された「批判的転回」を中心としたフランス歴史学の再検討を同誌掲載のいくつかの論文を訳出。組織論、社会学との関係、経験的なものと回帰的なもののあいだで交錯するものとしての歴史学、そして個別的な準公務員研究の素描、と、基本的には理論的なものと実践の間のからみあいを前提としながら大枠を更新しようという試行錯誤が読み取れる。非常に精緻でアカデミックな研究の話で大変面白かった。日本の歴史学ではあまり理論的考察を一般書で出してくれないのはなぜなんだろう?

  • singoito2 さん

    副題にあるとおり創刊から60年を経た『アナル』の'89年の〈批判的転回〉後のアナール学派とフランス歴史学を巡る論文集。ブローデルやアナル派に思い入れのある僕みたいな人が読んでも、フゥ〜〜ンって感じなので、そうでない人にはお奨めしません。

  • pepe さん

    フランス歴史学を推進してきたアナール学派の研究者の論考をまとめた本。細分化されてしまったことに対して1988年に批判的展開がなされ、それ以後の取り組みを示す。経営組織論や公務員研究など多彩である。常に前衛的であろうとする姿勢がわかる。

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人物・団体紹介

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小田中直樹

1963年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科単位取得退学、博士(経済学、東京大学)。東京大学社会科学研究所助手などを経て、東北大学大学院経済学研究科教授。専門はフランス社会経済史、歴史関連諸科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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