ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇 集英社文庫

小池真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087474442
ISBN 10 : 4087474445
フォーマット
出版社
発行年月
2002年05月
日本
追加情報
:
16cm,199p

内容詳細

ひぐらし鳴き乱れる北鎌倉の屋敷にひっそり暮らす若き女主人。彼女に魅了された男は請われるがまま、悪に手をそめることになる。魔性の女に翻弄される男を待ち受ける思いがけない結末。表題作「ひぐらし荘の女主人」。ほかに、禁断の恋を描く「花ざかりの家」、飼育願望の極致「彼なりの美学」。匂い立つ美と官能の饗宴、鮮やかなラストの反転。極上を味わう自選短篇集。

【著者紹介】
小池真理子 : 1952年10月28日東京生れ。成蹊大学文学部卒。出版社勤務を経て、作家活動に入る。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年「恋」で直木賞、98年「欲望」で島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • じいじ さん

    小池さん自選の短篇集。巧い、端からぐいぐい物語の中に引き込むパワーは流石である。北鎌倉の奥深い屋敷でひっそり暮らす若い謎の女。愛は金で買えるか? 愛と金について考えさせられる表題作。夫の不甲斐なさで、愛する妻を禁断の恋(不倫)に走られてしまう【花ざかりの家】。三篇ともミステリアスで官能的で面白い。小池真理子ファンにはお薦めの一冊です。◆「官能は、性器や性行為の中にあるのではない。風景の中にある…」と小池真理子は、巻末エッセイで述懐する。言い得て妙である。

  • えっくん さん

    ★★★★☆大邸宅に暮らす女主人に惹かれ、のめりこんでゆく男性の話「ひぐらし荘の女主人」、妻の不倫相手の同級生に隠された真相「花ざかりの家」、声をかけてきた男の家に住み始め、男の徹底した美学に翻弄される女性の話「彼なりの美学」の3つの短編集です。官能セレクションと副題にはありますが、露骨な性描写はなく(期待していた訳ではないですが)、偏った性愛の持ち主たちの物語でした。おぞましいと思えるくらい、これほどの愛し方、愛され方もあるものだと、流石に恋愛の達人小池センセです。

  • カブ さん

    短篇セレクション 官能篇。巻末エッセイ、皆川博子氏の解説を含め堪能した。ため息の出るような美しい物語とラストの反転。

  • ロマンチッカーnao さん

    中編3編。3つとも誰かが死ぬ男の女のサスペンス。官能編とあるけど性描写はなし。風景描写や何気ない仕草などでなにかを悟らせる。『ひぐらし荘の女主人』北鎌倉にひっそりと佇むお屋敷で静かに暮す女主人。それが美人となれば、それだけで何かが起きるとわかります。『花ざかりの家』が良かったな。妻が不倫をして、不倫相手ともうまくいかずに最後は自殺(夫が自殺したいよって思うけど)15年ほどたち夫が、妻の不倫相手の家に行くことになる。そこで、その家と男の秘密を知り、妻の自殺の原因もわかる。いやぁ、サスペンスですわ。

  • kozy758 さん

    意外な展開を伴う。美と犯罪が巧妙に描かれている。表題作『ひぐらし荘の女主人』が特に良かった。女主人とは大げさな表現と思ったが、読後はなるほどと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品