「本気」になって自分をぶつけてみよう 人生を抜群に面白くする私の20の方法

小柴昌俊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784837922186
ISBN 10 : 483792218X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
追加情報
:
20cm,206p

内容詳細

人間、誰にも夢がある。わたしは何度も挫折し、その夢をあきらめかけた。しかし、執拗に、執拗に追い続けた…。ノーベル物理学賞受賞の小柴先生が、「自分の世界」をもっと大きく広げる努力のしかたを伝授する。

【著者紹介】
小柴昌俊 : 1926年、愛知県生まれ。’51年東京大学理学部物理学科卒業。’55年米国ロチェスター大学大学院修了。カミオカンデに代表される宇宙線実験などで、常に世界の最先端を歩み続ける。2002年ノーベル物理学賞(天体物理学、特にニュートリノの検出に関する先駆的貢献)を受賞。現在、財団法人平成基礎科学財団理事長として、意欲と夢を持った若い人たちへの教育に情熱を燃やしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小柴先生がご自身の研究人生を振り返り,研...

投稿日:2010/08/02 (月)

小柴先生がご自身の研究人生を振り返り,研究者として大成する助けになった要素はなんだったかを挙げていくような感じで,動機が大切,それを与えてくれる周りの人も大切.金も大切な動機付けだし,人脈も大切.智慧も要るし,ヤマカンも要る.考えに考え抜くことも大事で,もしアイディアをすぐに実行できるような状況でなかったとしても,それを捨てず,諦めず,じっと頭の中で暖めておくことも大切. つまり,結局は,とても多くの大切な要素があって,研究成果はこれらの複合作用の結果だったということであります.それでもとにかく,ここぞとおもったら精一杯やれということ.一説によると,ノーベル賞を受けるような学者はかなりの確率でその師匠もノーベル賞級の学者であり,ゆえに大学者になりたければ大学者の下について勉強するのがよろしいという.しかし,小柴先生の場合,朝永振一郎先生とは交流があったが「(小柴先生に)物理学は教えなかったが酒は教えた」と朝永先生がおっしゃったそうで,このことから考えるに,大先生と交わるメリットというのは,勉強を教わるという形式どおりの師弟関係より,もっと心情的なものが大きいのではないか.もちろん,人事の面倒を見てくれるとか,研究資金をもってきてくれるとかいうのもあって,小柴先生もずいぶんそういう面で援助を受けたようだが,大学者の凄さを感じると同時に研究に対する厳しい姿勢を目の当たりにし,またさらに人間味をも感じ取り,敬愛の念を覚える.凄さや厳しさを感じることは著書を読めば可能だし,同時代の人なら講演を聞いたって出来る.だけど人間味と言うのはむずかしい.その真髄はきっと「酒は教えた」の中にある.このレビューを読んでいる人の中に,研究者を目指す(或いは目指そうかどうか迷っている)大学院生がいればお勧めしたいし,研究なんかとは縁の無いビジネスマンでも職人さんでも,今やっている仕事を続けていくモチベーションを再構築したいと言う方にも良い本かも知れません.

ポルツマン さん | 岩手県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あきこ さん

    分かり易く、読みやすく、面白い本だった。特に分かり易さに関して言えば、"自身もそうなりたいと思っていたけど、どうしたらいいかピンとこない"といった事について、ご自身の経験を介して"こうしたら出来たよ"と教えてくれている所。一つ一つの課題に徹してぶつかってこられたからなのか、と思った。また全体を通して、小柴さんを取り巻く人間関係の温かさやつながりの強さに感動した。受賞当時私もニュースなどで見ていたけど、見るからに優しそうな田中さんと比べて、なんか厳しそうなおじいさんだなと勝手に思っていたせいもあり。。

  • ゆう さん

    課題図書4 科学者とは酔狂でないとやっていけないな〜と、現代科学に携わる全ての勇気ある皆様に感謝を。そして、その蛮勇とも思える、信念を貫く強さには学ぶべきところが多い。専門用語は少なめで、簡単な自伝かつ啓発書といった一冊。非常に読みやすく、親しみと勇気がもてる。

  • ゆう さん

    課題図書4 科学者とは酔狂でないとやっていけないな〜と、現代科学に携わる全ての勇気ある皆様に感謝を。そして、その蛮勇とも思える、信念を貫く強さには学ぶべきところが多い。専門用語は少なめで、簡単な自伝かつ啓発書といった一冊。非常に読みやすく、親しみと勇気がもてる。

  • うろたんし さん

    「「わかったつもり」でいることほど、恐いことはない。」「アインシュタインとモーツァルトと。主客分離か主客一体か。受動的か能動的か。」

  • sin-ryu さん

    ☆☆☆

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人物・団体紹介

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小柴昌俊

1926年(大正15年)愛知県豊橋市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。ロチェスター大学大学院修了。Ph.D.理学博士。シカゴ大学研究員、東京大学原子核研究所助教授、同理学部助教授を経て、1970年同教授。素粒子物理国際研究センター長、東海大学理学部教授(1987年から1997年まで)などを歴任。ド

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