学生との対話 新潮文庫

小林秀雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101007113
ISBN 10 : 410100711X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
225p;16

内容詳細

さあ、何でも聞いて下さい―。小林秀雄は昭和36年から53年にかけて、雲仙、阿蘇など九州各地で五度、全国から集った学生達に講義を行い、終了後一時間程、質疑に応えていた。学生の鋭い問いに、時には厳しく、時には悩みながら、しかし一貫して誠実に応じた。本書はその伝説の講義の文字起こし二編、決定稿一編、そして質疑応答のすべてを収録。小林の学生に対する優しい視線が胸を打つ一巻。

目次 : 講義 文学の雑感/ 講義 信ずることと知ること/ 講義 「現代思想について」後の学生との対話/ 講義 「常識について」後の学生との対話/ 講義 「文学の雑感」後の学生との対話/ 講義 「信ずることと考えること」後の学生との対話/ 講義 「感想―本居宣長をめぐって―」後の学生との対話/ 信ずることと知ること

【著者紹介】
小林秀雄著 : 1902‐1983。東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。’67年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(’77年刊)で日本文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    小林秀雄の魂とも言うべきモノを感じることが出来る良本だと思います。本書は小林秀雄の死後にお弟子さんたちが編集して出版に至ったそうですが、本人に係る如何なる書物について、本人の校閲が入っていないモノが表に出ることを断固拒否してきた当人はあの世から何を思うのか。鬼の形相で睨みつけているのか、まあいいやと暖かく見守ってくれているのか。

  • マエダ さん

    誰のものでもない自分の人生を溌剌と独創的に生きていくために必要なことは、答えを手にすることではない、問いを発明することだ、自分自身で人生に上手に質問することだと言っている。それにはどうすれば良いのかも具体的に教えてくれる。ほんとすごい。

  • びす男 さん

    「信じられなかったら、神話なんか読む必要はない」。知ることと信じることを分けて、その違いと重要性を説く。字を追ううちに、目を開かせられるような印象を受ける。上手に質問することを要求しながら、小林秀雄は学生との対話を続ける。白刃で渡り合っているような緊迫した空気を感じながら読んだ。著作を読んでみたいと思わさせられる、興味深い一冊だった。「古典が生きているということは、君が生きているということ」。経験と、空想力ではない想像力を信じる強さは、学問を極める上ではもちろん、豊かに生きる上でも必要なのだろう。

  • はっせー さん

    小林秀雄さんの本が気になっている人や深い講義や対話が読みたい人におすすめの本になっている!小林秀雄さん。この人の名前を聞くと難しいとか難解というイメージを持たれる方もいるだろう。だがこの本を読むと違うイメージも持たれると思う。単に難しいだけではなく奥行きがある言葉が紡がれている。この本は小林秀雄さんが学生向けに語った講義とその講義を聞いた学生さんが小林秀雄さんに質問する対話の2つが入っている!小林秀雄さん入門の書としてもぴったりだと思う!

  • コウメ さん

    リベンジ。/今の歴史は正しく調べることになってしまったけど本当は歴史を上手く「思い出す」こと。歴史を知るということは古えの手ぶり口ぶりが見えたり聞こえたりするような想像上の経験つまり「心の働き」。/科学は人間の経験やイマジネーション、道徳的な経験を合理的な経験だけに絞ったもの。計算できる小さい狭い道に押し込めた。科学も天文学→力学→生物学、物理学と発達し、理想とする所はいつも計算。科学は計算が1番大事なことだが困ったことは「精神の問題、心の問題」科学は人間の悲しみを計算できない。

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