クララ殺し 創元推理文庫

小林泰三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488420154
ISBN 10 : 448842015X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
368p;16

内容詳細

ここ最近、奇妙な生き物やアリスという少女が暮らす不思議の国の夢ばかり見ている大学院生の井森建は、ある晩、いつもとは違って、緑豊かな山の中でクララと名乗る車椅子の美少女と出会う夢を見る。翌朝、大学に向かった井森は、校門の前で、同じ姿の少女くららに呼び止められる。彼女は何者かから命を脅かされていると訴え、井森に助力を求めた。『アリス殺し』まさかの続編登場。

【著者紹介】
小林泰三 : 1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『AΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。『天獄と地国』、『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を、また、『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カノコ さん

    おとぎの国の殺人事件、今回は車椅子の少女「クララ」殺し。なるほど、ハイジね!と思ったらそうではないらしい。地球とホフマン宇宙、二つの世界を行き来して繰り広げられる推理合戦と殺人計画は、非常にロジカルでクールだ。ビルが「探偵役」に据えられているのも嬉しい。今回はトリックの肝となる部分に検討がついてしまったため(とはいえ解けなかったが)、ミステリとしての驚きは前作の方が上。しかし、世界のルールが掴めたこともあり、個人的には今作の方が楽しめた。ビルや登場人物たちの胡乱な会話を楽しむ余裕ができたせいもあるかも。

  • うまる さん

    メルヘンミステリ、シリーズ2作目。前作の"不思議の国"とは別の世界と地球とのリンク。ビル君の不毛な会話と空気を読まない発言が相変わらずで楽しいです。今回は別世界とアーヴァタールの関係だけではなく、記憶をイジれる人が出て来て、前作より複雑化しているので、前作を踏まえた上で読んだ方が良いと思います。ラストもアリスの方を読んでる方はニヤリです。"くるみ割り人形"がホフマンだと知っていたのに、全体的な仕掛けに全然気が付きませんでした。最初からダマされてたなぁ…。次のドロシイ殺しもめっちゃ楽しみ♪

  • ナオフミ さん

    どの小説よりも喋りのパートが長く、どの小説よりも論理的で普段の会話ではあり得ないような当たり前のことを確認し合う小説だからこその会話を書いていて独自のセンスが輝きすぎているなと思いました。現実世界ともう一つの世界のSF風のミステリーは舞台を上手く融合し、舞台の雰囲気も上手く取り入れていてとても面白かった。

  • 肉嬢★ さん

    シリーズ2作目!ビルの会話には大分慣れてきた(笑)殺人が起きた中で誰のアーブァタールか分からないのは人間不信になりそう...。しかし本当に個性的なキャラが多くて飽きないなあ〜。個人的には礼都が好き♪このまま3作目を読む☆

  • hnzwd さん

    前作と共通の登場人物で主人公の井森建。今度はクララ、、。前作と共通しているのは現実(に近い世界)とお話モチーフの二つの世界を行き来しながら、殺人事件の謎を解く点。前作とは法則性が違うのがポイント?ラストは、、前作より好みかな。この辺は人に寄る気がします。ドロシイ、ティンカー・ベルと続くようですが、この路線で行ってるのなら読みたいかも。

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人物・団体紹介

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小林泰三

デジタル復元師、鑑賞学者。1966年、東京都生まれ。大学卒業時に学芸員の資格を取得。大手印刷会社で美術のハイビジョン番組に携わる。美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して、美術品のデジタル復元を手掛ける。その先駆者として高く評価され、ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、ユネスコシネマフェ

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