先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

小林朋道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714002
ISBN 10 : 4806714003
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,193p

内容詳細

春の田んぼでホオジロがイタチを追いかけ、アカハライモリはシジミに指をはさまれる…。日々起きる動物珍事件を人間動物行動学の“鋭い”視点で把握し、分析し、描き出す絶好調、先生シリーズ。

【著者紹介】
小林朋道 : 1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    鳥取環境大学の小林先生による「先生、シリーズ」の第4弾。コンラート・ローレンツの動物行動学の日本版というか鳥取版。フィールドこそはリージョナルだが、内容的には世界に向かって発信できるレベルのもの(だと思う)。この人は大学に着任する前は高校の生物の教員だったそうだが、高校でこんな先生に遭遇していたら(正しくは薫陶を受けていたらと言うべきか)、血迷って動物行動学を志して路頭に迷っていたかもしれない。そんな危なくも魅力に溢れた先生であり講義だ。身近な素材を取り上げながらも実に奥が深く、また拡がりもあるのだ。

  • mae.dat さん

    研究の内容も方法も多様ですなぁ、日常も。今回も楽しく読了。カエルの脱皮。確かに着目した事なかったし、ヘビの様に抜け殻を見た事もないけど。まさか食べていたのだとは。また、食べ方を想像するに可愛い。スナガニの巣穴の研究指導もナイス。ヤギ部の面々。ヤギ並み外れたチャレンジ精神良いですなぁ。部外者目線ですけど。ヒトに見るモビング(被捕食者が捕食者に敢えて近付き、一定距離保ちながら警戒音を発するなど)行動も。火事場の野次馬やホラーを観るとかも一種のモビングなのだと。あらー、なら儂は危機状況に弱いのかも。

  • 美登利 さん

    今回も面白かった!ヒキガエルのイボイボはちょっと想像しただけで寒気がしますが(実際見た時ゾッとしたもの)、蛇が頭をもたげた状態と同じ形のものであれば、それが金属などの作り物でもヒキガエルが同じ反応をするというのは面白い。その格好がお相撲さんみたいなところが可愛いらしく感じました。ヤギ部、個体数が増え賑やかながらも大変な面も出てきて、ますますこのシリーズから目が離せなくなります。先生が保護して大事に育てたカラスのキューちゃんの写真も愛らしかったです。

  • ユカ さん

    あいかわらず、愉快な小林先生の動物エッセイでした。とくに最後の、ヤギ部のクルミさんのお話がおもしろかったです。笑ったけど、ヤギすごいな。さすが、普段は崖っぷちを崖っぷち感なく歩いている種。カエルが脱皮した皮を食べるのは知らなかった。だけども食べた皮がほとんど消化されていないことに笑える。脱皮はカエルの隙でもあるのだろうから、匂い消しのために食べるのかしら? 次も読むぜ。買ってあるぜ。

  • MURAMASA さん

    本シリーズも4冊目、先生の筆もずいぶん軽くなって、こちらの読むスピードも速い速い。ヒキガエルにヤギ、カラスやイモリなどなど、たくさんの動物たちのおもしろエピソードに楽しませてもらいました。ただ、これまでの3冊にあふれていた動物や学生への愛情が、本作ではあまり伺えないのが残念でした。私が筆者の作風になれてしまったというより、面白いネタが少なくなってきた、と考えてしまうのですが…私としては3冊目、『子リスたちがイタチを…』がいちばんのお気に入りです。

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人物・団体紹介

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小林朋道

1958(昭和33)年岡山県生まれ。公立鳥取環境大学副学長・環境学部環境学科教授。同ヤギ部顧問。岡山大学卒、理学博士(京都大学)。ヒトを含むさまざまな動物について、動物行動学の視点で研究してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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