卑怯者の島 戦後70年特別企画

小林よしのり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093897594
ISBN 10 : 409389759X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
493p;21

内容詳細

日本人よ、これが戦争だ!

『ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論』で戦後日本人の戦争観を覆した小林よしのりが、戦後70周年の節目に、初の戦場ストーリー巨編に挑む。舞台は天皇皇后両陛下も訪問したパラオ・ペリリュー島を想定した南の島。玉砕戦に臨む日本兵を主人公に、壮絶な戦闘シーンと極限の人間ドラマを描ききる。日本の戦争ドラマにありがちな「反戦平和」や「お涙頂戴」などのお約束をすべて排除し、戦争のリアルだけを追及したこの作品は、『プライベートライアン』や『地獄の黙示録』といった戦争映画に比肩するスケールと迫力を持つ。究極の戦争ドラマに、血湧き肉躍り、心震える!

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    これはすごいなというのが最初の感想。著者は本当は戦場帰りではないかと言うくらい実際の戦場をイメージし尽くして絞り出された1冊に感じた。この本に出てくる人の多くは卑怯者でもなく普通の人だと思うが、戦後70年も他国に国家の根幹とも言える防衛を依存して来た戦後日本に生きる我々もこの島にいた「卑怯者」よりも卑怯ではないかと言う問題提起が伝わった。これはドラマとかにすると臨場感が出てこなくなるかもしれないので、漫画で多くの日本人に読まれていってほしい。

  • yoshida さん

    以前に「わしズム」で連載されていて途中まで読んでいた作品。単行本発売を機に読了。ペリリュー玉砕戦をモデルに描かれている。極限常態の人間の様々な姿がある。誰しも生きて祖国に帰りたい。圧倒的な物量に対し最後は玉砕を選ぶ日本軍。戦争に勝つのではなく、祖国の存続を確保する為に米軍に出血を強いる日本。大正生まれの世代は戦争の時代に生まれた。彼らは戦う事が役回りであった。現在はどうか。英霊が残してくれた日本になっているか。自分の国を守るために戦う気概があるか。今の日本は真の独立国と言えるのか。この作品は問いかける。

  • Bugsy Malone さん

    これまでにも、数多な証言や資料を元に大東亜戦争について掘り下げ、その想いや主張を『ゴーマニズム宣言』という形で記してきた著者。しかし本書にはそれらの主張は無い。只、証言や資料を元に、自らを戦争という極限の中に置く事で追体験を為し、その身を主人公に投影し生き残った者の悔恨や、戦争とその後の不条理に対する沸々とした怒りを、激しい筆致で著しているだけである。だからこそ一層胸に迫る、忘れるなと。

  • 馨 さん

    ペリリューの戦いをもとに描かれた漫画。戦地で戦い、生き残って帰って来られた方の気持ちがわかった気がします。物言わぬ英霊の仲間のためにも、生き残った主人公があの戦争を語ることをしなかった、たぶん多くの元軍人さんたちの思いだと思います。戦わなければならなかった、負けるとわかっていても意地で死ぬために生まれる時代を生きた青年たちがいたことを忘れてはいけないと思います。

  • 川越読書旅団 さん

    先の大戦を全面的に否定視する教育を受け育った世代が過半を占める時代。周辺諸国からも慰安婦、謝罪、賠償と政治のプロパガンダにも関わらず、二次大戦=悪の公式を徹頭徹尾刷り込まれてしまった時代。勿論、戦争は悪、これ大前提、しかしながら、我々はもっとミクロの視点で先の大戦を理解しなければならないのではないのか。若くして散っていった英霊が、何を思い、何を見つめ、何を犠牲にしたのかしっかりと理解する必要があるのではないのか。そんな気持ちを掻き立たせる作品であった。

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人物・団体紹介

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小林よしのり

1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『東大一直線』でデビュー。以降、数々のヒット作を世に送り出す。新しい試みとして、ニコニコ動画にてメルマガ『小林よしのりライジング』(まぐまぐ大賞2022)を配信。身を修め、現場で戦う覚悟をつくる公論の場として「ゴー宣道場

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