ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

小林よしのり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344032446
ISBN 10 : 4344032446
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
213p;21

内容詳細

フェイクを信奉する時代に終止符を打ち、やがて来る堕落の底から浮上する新時代を切り開く、渾身の完全描き下ろし。

目次 : 太宰治のトカトントン/ スマホの明るい堕落/ 朝鮮飲みで悪いか?/ トカトントンが鳴らぬ者/ 敗戦したままの日本人/ 坂口安吾の『堕落論』/ すぐそこにある堕落/ 教育勅語で堕落は止まるのか?/ 日本は今も八つ墓村/ オルテガの『大衆の反逆』〔ほか〕

【著者紹介】
小林よしのり : 漫画家。昭和28(1953)年、福岡県生まれ。昭和51(1976)年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット。昭和61(1986)年に始まった「おぼっちゃまくん」が大ブームに。同作品で小学館漫画賞受賞。平成4(1992)年、「ゴーマニズム宣言」の連載スタート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    坂口安吾の堕落論から取ったタイトルに今の日本社会に過去から続き蔓延する堕落について書いた一冊。著者の作品には毎度毎度新鮮な驚きがあるが、今回もじっくり読めた。ネットやスマホの話、米軍基地、憲法、天皇と他のどの識者、評論家、学者からは感じない著者自身が考えて言葉にした魂を感じた。今でも日本は独立国家になれずいつなるのだろうかと不安もあった。

  • ちさと さん

    テーマは「もうどうでもいいじゃん症候群(堕落)」村の掟に従わない者は村八分!な現代日本には激しく同意。小林さんは本書で共謀罪に噛みつかない国民を堕落の象徴としてかなり大きく取り上げていますが、テロがおきれば野党が吠えるし私たちは政治家をなじる。法的にどうやって防ぐかを誰かが提案しなければならないと思う。ある程度の制約や不自由を甘受する必要があるし、共謀罪が怖いなら危険なことを考えない、危険な政治家には票をいれないこと。むしろシステムに依存してリスクを無くそうと言うことが堕落している。

  • Y2K☮ さん

    好きな芸人がいた。俺にはお笑いしかないと豪語し、挑戦的な番組を創り続けた。TV局に逆らい、事務所を批判し、ライブが赤字になろうと信じる道を追求した。表現者の鑑。だから彼の安保法制や共謀罪に対する発言に失望した。この変化は成長ではない。堕落だ。でも当人は無自覚だし周囲は礼賛。太宰や漱石は違う。どこかで踏み止まり、世間の同調圧力にも屈しなかった。著者もそう。なぜか。己の弱さ、堕落を自覚したからだ。自覚があれば歯止めが掛かる。戦う術も見出せる。いい加減気づこう。平和は与えられるものじゃない、自らの手で守るもの。

  • ころこ さん

    タイトルを安吾の『堕落論』からとっています。『堕落論』もアイロニーですが、本作も、もちろんアイロニーです。堕落を認めるところから再生の道が開かれる。対米追従の戦後社会は堕落である。ネトウヨのいっているような親米自民政権を否定し、戦後の資本主義化やグローバリズムを否定し、独立国となることや地域社会を守ることが真の保守である。何を保守するかを考えろ、といっています。以前からいわれていたことですが、キャラクターの図像が何を表象しているのかが気になります。米軍人はヤンキーとして描かれ、野党や周辺の知識人は善人に、

  • みのくま さん

    学生の頃に坂口安吾「堕落論」を読んだがあまり印象に残らなかった。それは坂口の「堕落せよ」の意味がわからなかったからだ。しかし30歳になり坂口の言っていた事が、本書を通じてようやく腑に落ちた。人間は必ず堕落するが、それに気付ける人間も少ないという事なのだ。ぼくは学生時代と今との違いは、堕落している自覚があるかないかである。ぼくは堕落を自覚した事で初めて坂口の言葉が胸に刺さった。本書は、現代の堕落した事すら自覚できていない日本人に、坂口安吾「堕落論」を蘇らせる事で覚醒を促した書である。堕ちぬく事で浮上できる。

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人物・団体紹介

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小林よしのり

1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『東大一直線』でデビュー。以降、数々のヒット作を世に送り出す。新しい試みとして、ニコニコ動画にてメルマガ『小林よしのりライジング』(まぐまぐ大賞2022)を配信。身を修め、現場で戦う覚悟をつくる公論の場として「ゴー宣道場

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