SF魂 新潮新書

小松左京

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106101762
ISBN 10 : 4106101769
フォーマット
出版社
発行年月
2006年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,191p

商品説明

『復活の日』『果しなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』――三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の巨匠。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、なぜSF作家稼業に足を踏み入れたのか。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔――。日本にSFを根付かせた「知の巨人」が語る、波瀾万丈のSF半生記。

内容詳細

『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』―三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、SFに見た「大いなる可能性」とは何か。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔―。日本にSFを根付かせた“巨匠”が語る、波瀾万丈のSF半生記。

目次 : 第1章 作家「小松左京」のできるまで(『SFマガジン』との出会い/ 戦争がなければSF作家にはなっていない ほか)/ 第2章 「SF界のブルドーザー」と呼ばれた頃(吉田健一氏の言葉が励みに/ 新妻に書いた『日本アパッチ族』 ほか)/ 第3章 万博から『日本沈没』へ(大阪万博に巻き込まれる/ 未来学と『未来の思想』 ほか)/ 第4章 『さよならジュピター』プロジェクト(『ゴルディアスの結び目』から「女シリーズ」まで/ 「日本を沈めた男」の日本論 ほか)/ 終章 宇宙にとって知性とは何か(還暦と『虚無回廊』/ 阪神大震災の衝撃/ 宇宙にとって生命とは何か、知性とは何か/ SFこそ文学の中の文学である)

【著者紹介】
小松左京 : 1931(昭和6)年大阪生まれ。SF作家。京都大学文学部卒(イタリア文学専攻)。経済誌記者などを経て、62年「SFマガジン」誌に登場。代表作に『日本沈没』(日本推理作家協会賞)など。ノンフィクション作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • oser(読書家ではありませんドクシャーです) さん

    エネルギッシュな人だよなあ。 今でこそマルチな活動をされる作家さんは多いが、その走りだったんじゃないのかな。 SFならばなんでもできるという感覚。 戦中戦後の経験、震災の衝撃という体験。 この点が小松さんの大きな軸になっているのは間違いなく。 つねづね日本産のSFは野暮ったさ泥臭さがテイストとして匂うなあと思ってましたが、(コレはコレで大好物だが) 和製SFと海外SFの違いが日本という敗戦国が経験した思想・観点に如実に現れていると思うと…なるほどと腑に落ちました。 うーむSFのなんたるかを知った思いです。

  • おたま さん

    デビュー前の学生の頃や父親の会社が倒産して苦労した話。そして、ついにSFマガジンとの出会いから、SFというジャンルの巨大な可能性に気が付くまで。この辺りが面白い。そして、SF界の多彩な人々との付き合いやSFが世の中に認められて幅を広げていく時。その中心にいて、「日本SF界のブルドーザー」として勢力的に作家活動をしたのが小松左京だった。処女長編『日本アパッチ族』から『日本沈没』が書かれた頃の話が読みごたえがある。かつて読んだことのあるエピソードもいくつかあるけれど、やっぱり小松左京は凄い作家だったと思う。

  • akira さん

    図書館本。 なかなか興味深かった。戦争を経験し、終戦から後を生きてきた著者。日本SFの黎明期や万博に絡む話など興味は尽きない。加えて数々の作品の裏話は読者にとってはご褒美かも。 『もし、1945年に終戦を迎えていなかったら?』発想の原点に起こらなかった歴史がある。ヒストリカル・イフ、これも作家さんの発想の原点と思うと面白い。 「SFとは思考実験である」

  • 緋莢 さん

    2006年刊行。『SFマガジン』創刊号、巻頭に掲載されていたロバート・シェクリイ「危険の報酬」に<目を引っぱたかれたような思い>がして、“SF”という文学の手法を意識。自分の中の“戦争”にけりをつけた『地には平和』を執筆、唯一の娯楽だったラジオが壊れてしまい、寂しそうだった奥さんのために毎日十五枚ずつ書いた「お話」が後の『日本アパッチ族』だった等、興味深い話が多数出てきます(続く

  • ぜんこう さん

    小松左京さんのSF半世紀(2006年時点)。戦後の世代って、オリンピックや大阪万博あたりって、うらやましいくらいに無茶苦茶働いてたんですね。今はSFは普通に受け入れられてるけど、当初はそうではなかったとか。きっと小松左京さん、やり残したことがいっぱいありそう。もしかしたら小松左京さんが存命な世界がパラレルに存在して、今も執筆などバリバリやってたりして(^^)

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人物・団体紹介

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小松左京

1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。幾多の職を経て、62年作家デビュー。その後、日本SF界の草創期から中心的役割を果たし、数々の秀作名作を発表。74年『日本沈没』で第27回日本推理作家協会賞、85年『首都消失』で第6回日本SF大賞を受賞。2011年7月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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