約束の月 下 風烈廻り与力・青柳剣一郎 祥伝社文庫

小杉建治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396348274
ISBN 10 : 4396348274
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
335p;16

内容詳細

水沼家の世継ぎと知らされた清太郎は、お絹に桔梗が咲くころ迎えにくるとだけ告げ、陸奥国へ発った。藩主である父を前に戸惑う清太郎。だが、それも束の間、刺客の刃が迫り、さらに偽のご落胤だとして評定所に訴えられてしまう。一方、南町奉行から経緯を知らされた青柳剣一郎は、真の裁きを懇願するが―運命に翻弄される若い男と女、父と子の絆を描く感動長編。

【著者紹介】
小杉健治 : 1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    きっと若者たちは一緒になれず、お家騒動も老中の思うままにかぁ…苦々しくも今回は長谷川様だけじゃなく、お奉行までがと思った私を軽くあしらって、満足の結果と相成りました。だがしかし、青痣与力・青柳剣一郎!ここまで頑張っちゃうって立場的にはどうだろう?(市井の人々には頼もしい存在であるのは間違いないけれど)この先が心配になるのも、作者の思うつぼだろうか。

  • やま さん

    1111冊目。南町奉行所、風烈廻り与力・青柳剣一郎の活躍を描いた物語です。陸奥白根藩水沼家二十万石の御家騒動は、意外な形で終わりました。将軍家の八男家正の悪行を青柳剣一郎が、老中飯岡飛騨守に訴えたことによって家正を水沼家の世継とする話を、飛騨守が取りやめたからです。水沼家の世継として名乗り出た清太郎は、藩主の子でなく、筆頭家老八重垣頼茂の隠し子でした。それを察した清太郎が、水沼家を去り、江戸に帰って来て小間物屋の行商を始めます。そして小間物屋「香木堂」の主の娘・お絹と約束した、一年後に迎えに行って……。

  • 真理そら さん

    上下2巻なので気後れがして積読状態だったが、読み始めたらものすごいスピードで読み終えてしまった。手代と跡取り娘の愛と別れ、川に浮かぶ同じ切り口の何体もの浪人の死体、二組のあやしげな修験者集団、大名家のお家騒動と御落胤、合間に盗賊捕縛、評定所での裁きなど盛りだくさんで楽しめるし、長谷川様を一瞬やり込める場面もあり、青柳与力は正義感溢れた行動をするし、お奉行様も頑張ったし満足だ。父と息子、男女の信頼関係などの人情物としても楽しい。

  • myunclek さん

    水沼家の世継ぎ問題から浪人斬殺事件がどう結び付つくのかと思いましたが、青柳剣一郎の獅子奮迅な活躍。時代に翻弄される父と子、そして若い男女の運命。盛り沢山の内容でした。

  • Abercrombie さん

    盗賊捕縛はもはや片手間。白根藩のお世継騒動が、評定所での丁々発止を経て、浪人斬殺事件の真相につながるまさかの展開。作者ここまでひねるのか! 封建時代の倫理を突き破る、若い男女の愛、ここに結実!

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