父からの手紙 光文社文庫

小杉健治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334740320
ISBN 10 : 4334740324
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
追加情報
:
16cm,428p

内容詳細

家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    せ、切なすぎる(涙)胸が張り裂けそうになる(号泣) 親って、父親って、自分が同じ境遇だったらどう行動しただろう。とても勝てない。いや、これはそもそも偉大な行動なのか?真に家族のためなのか?痛い、強烈に痛む!愛され、幸せな家族であった麻美子は突然父親に捨てられた。繋がりは毎年誕生日に届く父からの手紙。麻美子の婚約者への殺人容疑で捕まる弟。一方、強欲な警察官を殺め、服役後出所してきた圭一。二人交互の語りで進む中それぞれの過去とその接点が明らかに!犠牲の上の幸せが果たして幸せなのか‼️慟哭禁じ得ない傑作‼️🙇

  • スリ さん

    全くの別の話しが交互に書かれています。前半は単調でなかなか進展しなくて、この2つの話しがどうつながるのだろうと思ってましたが、後半は一気に読めました。父から毎年誕生日に届く手紙。そういうことだったんですね。切ない・・・

  • あきら さん

    物語の行方がすごく気になる展開にハラハラでした。 生き方に共感はしづらいけど、手紙っていいなあ。 本で味わうのが最適な設定な気がしました。面白かった。

  • ショースケ さん

    麻美子と弟伸吾と母を捨てた父。居所もわからないが、2人の誕生日には必ず心のこもった父からの手紙が届く。父の失踪から10年後、これでもかと次から次へと不幸が襲う。 それから、どうしようもない事情から刑事を殺した圭一。10年経って出所した。何もかも失った彼は義姉を探そうとする。この二つの話の接点がわかった時衝撃を受けた。 麻美子の父の判断は正しかったのか。読後もわからない。しかし、愛情のこもった何通もの手紙。それを全て手にした時の麻美子の心の震えには涙した。

  • 相田うえお さん

    ★★★☆☆18102 離婚で子供と離れた父親から 愛情ある手紙が毎年の誕生日に届く。と、ここは直接的に心に響くのですが、読み進めていくとチョビッと曇天傾向で、しかも関連を見いだせない複雑な出来事が次々と飛び込んでくるため気持ちに余裕がなく「ややこしや〜」となってしまいました。そんな訳で前半は素直に感動できる場合じゃなかったのですが、後半ではパラレルストーリーが徐々に接点を持って繋がっていきまして、なるほど〜そうだったのかぁ〜!みたいな感覚で読了。(謎の推理に夢中になってしまって涙腺は閉店してた様です。)

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人物・団体紹介

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小杉健治

1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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