牛女 日本の童話名作選

小川未明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039637000
ISBN 10 : 4039637003
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
29cm,35p

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読書メーターレビュー

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  • 馨 さん

    耳も目も不自由、その上体が大きいシングルマザーで、周囲から牛女と呼ばれている女性。自分のせいで子供が不幸になるのは耐えられないと、亡くなってからも子供の前に時々現れる。牛女というあだ名がついている割に周囲の人たちがあたたかな人たちだった。母の愛情と捉えると美しい話だが割と大きくなってからも何かしらの形で現れる牛女、終盤は「もうそろそろ大丈夫でしょ!」とちょっと思いました。

  • はる さん

    身体があんまり大きいものだから、村の人たちから「牛女」と呼ばれた母親。耳が聞こえず、口もきけなかったが、自分の子供をとても可愛がっていた…。ああ、こういうのはやっぱり母親の視点で読んでしまうなあ。日々の暮らしの中での、息子との小さな幸せを想像してしまう。かつての日本の土俗的な雰囲気。高野玲子さんの素朴なタッチの版画が印象的。

  • 優希 さん

    体は大きいものの、耳も聞こえず、目も見えない「牛女」。母としての愛情で息子と過ごす日々に感動です。

  • ナハチガル さん

    母一人子一人の生活は貧しくも愛情にあふれ、その日暮らしでも悲惨さはなく、母を亡くした後は周囲の助けで立派に育ち、村を出て行た後一生懸命働いて金持ちになり、帰郷して始めた果樹園はつまづきながらもついには成功を収める。こう書くと起伏のない話のようだが、画風のせいもあってか、なにかみっしりとした魂魄とでもいうものが濃密に漂っている。凡人ならもっと波乱万丈を描き、恨みや愛情を際立たせたことだろう。どこか不気味でうろんだが、濃密な無私の愛情は、時にそういうものでもあるのだ。A+。

  • こたろう さん

    千早茜さんの『神様の暇つぶし』から。愛情の物語なのか、悲哀か、はたまた執着か。どれか、ではないのかもしれない。悲哀も執着も、愛情の一部。

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人物・団体紹介

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小川未明

1882年新潟県に生まれる。早大英文科在学中に書いた小説「紅雲郷」が認められ、十数冊の短編小説集を刊行。大正デモクラシー時代は社会主義運動に参加する一方、童話を積極的に書くようになり、「赤い蝋燭と人魚」(1921)など多くの童話集を出版。「日本のアンデルセン」と呼ばれ、日本児童文学者協会初代会長も務

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