月夜とめがね

小川未明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751527191
ISBN 10 : 4751527193
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
40p;21X25

内容詳細

月のきれいな春の夜のこと。おばあさんが、いつものように、ひとり、針仕事をしていると…「日本のアンデルセン」とよばれた小川未明の、美しい夜の物語。

【著者紹介】
小川未明 : 1882年〜1961年。新潟県上越市出身。小説家・童話作家。1925年、早大童話会を立ちあげる。数多くのすぐれた童話を発表し、「日本のアンデルセン」と呼ばれている

高橋和枝 : 東京学芸大学教育学部美術科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    ほわほわと夜気が満ちる夜。たっぷりとしたあまい月の光だけがおばあさんの物語を知っています。ひそやかな夜の色に溶けてにじむような花の香り。こちょうはきっと花の満ちるおうちに帰れたのかしら。 原作も匂いたつように美しくひそやかな夜の気配にうっとりしたけれど、あわあわと描かれる絵がより一層物語の世界に誘ってくれる。静かな月の晩に開いて蜂蜜ののみものを飲んで眠りにつけば、意識はおばあさんのお庭に飛んでいけそう。【小川未明読み比べ】

  • nico🐬波待ち中 さん

    こんなにもまん丸の月が穏やかに瞬く夜ならば、ちょっと変わったお客様が訪ねてきても不思議ではない。町はずれ、一人静かに暮らすおばあさんの元で起こった一夜の出来事。それはとても優しい奇跡。いつも思い出の中を一人さ迷うおばあさんに贈られた、めがね越しの月はいっそう柔らかくおばあさんを照らし、穏やかな春の夜に漂う草花の香が優しく包み込む。気持ちがとても和らぐ物語だった。高橋和枝さんの挿し絵も幻想的で素敵。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    不思議なことが起こりそうな月夜の晩。町のはずれに独りで住んでいるおばあさんの家の戸をノックする音が聞こえます。二組の来客。一人はおばあさんをとても喜ばせ、もう一人は優しい気持ちにさせてくれました。穏やかな夜の童話。暮らしは楽じゃなかったかもしれないけど、ゆったりした時間が流れていた時代の空気を感じます。高橋和枝さん(『りすでんわ』『だるまさんかぞくうみへいく』など)の絵は『春の夜』の雰囲気によく合っています。2015年5月初版。

  • アン さん

    穏やかな月夜の晩に、静かな部屋でおばあさんがいつものように針仕事をしていると、外の戸をコト、コトたたく音が…。べっこうぶちのめがね、夜の空気の中に香る愛らしい草花、目を潤ませた美しい女の子、垣根に雪のように咲く白い野ばら。夢のようなお話に、高橋和枝さんの温かみのある色合いの絵が素敵です。柔らかな月の光に包まれているような優しさ。澄んだ空気に溶け込んでしまいそうな、透き通る白いこちょうが儚げで。心に安らぎを届けてくれる不思議な月夜の物語。

  • アキ さん

    高橋和枝の絵がやさしい。2015年あすなろ書房出版。アートディレクション・デザインは中嶋香織。淡い色合いのにじんだ風味の絵とおばあさんや少女や見知らぬ男のちょびひげも純朴そうな表情で、幻想的なお話しにとってもマッチしている絵本です。月の絵もとても美しい。小川未明「月夜とめがね」も3冊目で、この絵本が大正時代に書かれた物語に合っていて、一番しっくりくる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

小川未明

1882年新潟県に生まれる。早大英文科在学中に書いた小説「紅雲郷」が認められ、十数冊の短編小説集を刊行。大正デモクラシー時代は社会主義運動に参加する一方、童話を積極的に書くようになり、「赤い蝋燭と人魚」(1921)など多くの童話集を出版。「日本のアンデルセン」と呼ばれ、日本児童文学者協会初代会長も務

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品