小川未明童話集 岩波文庫

小川未明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003114919
ISBN 10 : 4003114914
フォーマット
出版社
発行年月
1996年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,357p

内容詳細

創作童話に新生面を開き、数多くの傑作を残した小川未明。「眠い町」「牛女」「金の輪」など31篇を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 井月 奎(いづき けい) さん

    物語作家としての作為はいたるところに工夫として表れ、読み手に得も言われぬ心地よさを与えてくれます。しかし、不思議に一つの物語を読み終えたとき、人の手を介して現れた作品に思えないのです。神話や伝説、昔話のように「あるものは、あるし、いる者は、いる」そのうえでの出来事、人の世のありようが水のように流れるのです。水はあるときは清く、あるときは濁りますがその性は変わるものではありません。水の変化を見るような未明の童話は水のように心に沁みます。小川未明という名はまさにこの芸術家の本質を表しているように思われます。

  • にゃおんある さん

    さかずきの輪廻。死んだあとになにが残るのだろう? 利助の拵えた薄手のさかずきか、あるいは不動産とか車とかなのか。あるいは遺伝子と言った方が殊勝なのかしら。物がはびこり、本当によいものが残る。知られざる名器。最近古い腕時計を買い、百円ショップのベルトを巻いていたら、職場の人からいい時計ですね、と気づかれました。国産のあまり知られないメーカーですが機械はIWC並みの装置の入ったものです。ほんの短い間の出来事でした。コストを考慮すれば仕方のないことです。器の中の魂、人生もまた束の間、わくらばな吐息の跡。

  • shikashika555 さん

    「童話集」ではあるが、「子ども向け(子供騙し)の無害でハッピーエンドなキラキラした希望と平和に満ちた話」ではない。 今よりも人の命が軽く 人の死や別離、貧困や差別が身近にあった頃の、日常と、日常のすき間に見える別世界や怪異との接触をお話仕立てにしているような趣。 代表作は「赤いロウソクと人魚」。 ひとの善性を信じ、良心に沿って生きたであろう作者による、やさしくてかなしい童話集です。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    優しかったり、シビアだったり、皮肉だったり、小川未明氏の童話は心に色々な形で響くものがあります。主に文明発達と人間性の醜さを自然のおおらかさと童心の持つ素朴さを対比させた作風が多いように感じられました。押絵も素敵でした。

  • しーふぉ さん

    野ばらを読みたくなって手に取りました。読んでいて哀しみを少しだけ癒してくれる野ばらの存在が救いになっている。

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人物・団体紹介

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小川未明

1882年新潟県に生まれる。早大英文科在学中に書いた小説「紅雲郷」が認められ、十数冊の短編小説集を刊行。大正デモクラシー時代は社会主義運動に参加する一方、童話を積極的に書くようになり、「赤い蝋燭と人魚」(1921)など多くの童話集を出版。「日本のアンデルセン」と呼ばれ、日本児童文学者協会初代会長も務

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