うちへかえろう 小学館文庫

小川内初枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061260
ISBN 10 : 4094061266
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
197p;15

内容詳細

三十五歳、ひとり暮らしの私は、契約社員として、顧客クレジットカード申し込み記載漏れリストを修正する職務に就き、淡々とした日々を過ごしていた。そんなある日、記載漏れリストのなかに、十数年来音信不通の姉の連絡先を見つけてしまう。姉の出奔は、学生時代、私が当時付き合っていた恋人を奪って逃げたことに端を発していた。しばらく躊躇した後、久しぶりに電話してみる。不思議な体温のやりとりが続き、じゃあ、会おうかという話になった。姉は、幼少期、母に対していい思い出は少なかった。年の暮れ。私は姉を連れて帰省することにするのだが―。

【著者紹介】
小川内初枝 : 1966年大阪府生まれ。2002年『緊縛』で太宰治賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shoji さん

    少し大げさかもしれませんが、家族再生のハートウォーミングストーリーです。分散してしまった家族が時間をかけて徐々に距離を詰めて行きます。決して派手ではありません。毎日の地味な生活の積み重ねです。やっぱり家族っていいもんだなとしみじみ思いました。

  • 巨峰 さん

    家族という器の再生の物語。父と母ともう30代後半の姉妹の仲の悪かった4人家族。14年前家をでていったきりの姉の消息を偶然にも14年ぶりに知るところから、物語はペースを変える。堺市・大阪市・東大阪市、各駅停車で廻っても1時間もかからないようなところに住んでいるのに1年に1度しかあわない、そんな家族もあるのでしょうね。読後感は意外に悪くない。等身大の日常を描く能力も含めて、埋もれてしまうには惜しい作家さんだと思います。

  • fwhd8325 さん

    何かが起きるわけでもないのに、胸騒ぎのようなものを感じさせる。家族の間に知らずうちに起きているさざ波のような感情に気がついているのに、家族だからと言うことであえて避けてしまうような甘えや安心のようなもの。修まればいいというものでもないが、落ち着くところに落ち着くことはなかなか美しいものだ。

  • nyanlay さん

    毒はないし、救いようがないわけではないけど、題名のようなのんびりとした雰囲気の内容ではなかったですね。家族って、やっぱり家族なんだと・・・。他人ではないけれど、自分自身ではない人間の集まりだから。

  • やよい さん

    文庫化で、あとがきに主人公達から近況報告があります。これがまた良かった。主人公の妹はひとりで生きている孤独感をうまく処理出来なかったりしながらも日々生きていた。若い頃の母からすると変化して来た母を見。自分の彼を奪い音信不通だった姉とぎこちないながらも繋がりだす。家族がテーマの良小説。劇的でない変化球があるあると思えて良かった

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小川内初枝

1966年大阪府生まれ。2002年『緊縛』で太宰治賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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