基本情報
内容詳細
いまなお世界の若い映画作家を鼓舞しつづける小川紳介によるドキュメンタリー映画づくりの聖典。
目次 : 春の章(稲を撮る 心を描く/ アジア、ニッポン、そして記録映画/ ドキュメンタリーの至福を求めて)/ 夏の章(大学闘争を捉える眼/ 三里塚―“農”と撮ること/ 同期性に現場主義/ 辺田部落―村人へのラブレター/ 映画の旅―三里塚から牧野へ/ 十三年かかって映画を穫れた)/ 秋の章(土に根ざしたエロス―石牟礼道子との対話/ からだに刻まれたドキュメント―内藤正敏との対話)/ 冬の章(さらにアジア映画作家の交流を/ 私論・戦後日本ドキュメンタリー映画史)/ たむらまさきインタビュー 稀有な人、小川紳介との共同作業
【著者紹介】
小川紳介 : 1936年、東京生まれ。国学院大学政経学部卒業。60年、岩波映画製作所の契約助監督になりPR映画の制作に従事し、その間、監督の土本典昭、黒木和雄、東陽一、撮影の大津幸四郎、録音の久保田幸雄らとの研究グループ「青の会」で映画づくりの研鑽を積む。64年、フリーになり、66年、ドキュメンタリー映画『青年の海 四人の通信教育生たち』で監督としてデビュー。67年の大学闘争の現場に密着した『圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録』『現認報告書 羽田闘争の記録』で注目を浴び、ドキュメンタリー映画作家として本格的に認められる
山根貞男 : 1939年、大阪生まれ。大阪外国語大学フランス語学科卒業。書評紙や書籍の編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69〜71の編集・発行に参加。86年より「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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