宮大工と歩く奈良の古寺 文春新書

小川三夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166607624
ISBN 10 : 4166607626
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

日本を代表する宮大工が、奈良の古寺の見所を解説。1300年前の人々は、ろくな道具もない中で、どんな工夫・苦労を重ね、寺を建てたのか。どこを見ればそれがわかるのか。造る人だからこそ語れる、画期的ガイド。

【著者紹介】
小川三夫 : 昭和22(1947)年、栃木県生まれ。高校生のとき修学旅行で法隆寺を見て感激し、宮大工を志す。21歳で法隆寺最後の宮大工・西岡常一棟梁に入門、唯一の内弟子となる。薬師寺金堂、西塔の再建では副棟梁を務める。昭和52年、鵤工舎を設立し、独自の徒弟制度で数多くの弟子を育て上げる。平成15年「現代の名工」に選出。平成19年に現役を引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shoji さん

    奈良の大寺の建築技法について宮大工が語る内容。難しい建築学や歴史学を語るでもなし、ウンチクを散りばめた観光案内でもなし。国宝寺の建築を知るには、ほどよい内容だと思います。仏像や四季の花々もいいけど、1300年間変わらず建ち続ける凄さ。改めて奈良はいい所だと思いました。

  • たまご さん

    この本を持って,奈良に行ってきました. 絵入り,組み木での解説に,なるほどーと. 小川さんの,古の人々の知恵,工夫と情熱に対する敬意と,西岡棟梁への尊敬の念があふれている本です. まだ,この本の中に取り上げられていて行けていないお寺もたくさんあるので,奈良にまた行こう…!

  • なおみ703♪ さん

    殆どいったことがあるお寺で親しみやすかった。そして本を読んだらまた行きたくなった。

  • moonanddai さん

    仏像とかいわれといったものではなく、あくまで建物としてみたお寺。つまり「側」。でも、面白かった。塔の心柱は浮いている…、三重なり五重の塔はそれぞれ(文字通り)重ねられている…、そして自然石の礎石に乗った柱は、底(つまり石との接地面)を石の凹凸にあわせる…。まだ当時は台鉋だの縦引き鋸といった道具もなく、技術者だってそう多くもいない中、あれだけの建物を建てるとなると「木や土を熟知した普通の人々が、ちょっとした指導のもとで造ったんですよ。そうでなければできっこない。」お寺を見る目が少し変わりました。

  • Hiroshi さん

    高校の修学旅行で法隆寺の五重塔を見たのが切欠で宮大工になった著者が解説する奈良の古寺ガイド。@法隆寺、A法輪寺、B法起寺、C薬師寺、D唐招提寺、E東大寺、F興福寺、G元興寺、H十輪院、I室生寺、J秋篠寺、K長弓寺と見ていく。@法隆寺は世界最古の木造建築だ。13百年経っている。材料は檜で、伐り倒してから2百年位は強さが増すという。五重塔は、逓減率が良く安定感がある。金堂も五重塔も軒が深く、屋根が軽く見えるのが特徴だ。この頃は未だ大きい木が残っていたので、大きい雲肘木が作れた。今はそのような木が残っていない。

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小川三夫

1947年、栃木県生まれ。高校のとき修学旅行で法隆寺を見て感激し、宮大工を志す。21歳の時に法隆寺宮大工の西岡常一棟梁に入門。唯一の内弟子となる。法輪寺三重塔、薬師寺西塔、金堂の再建では副棟梁を務める。1977年、独自の従弟制度による寺社建築会社「鵤工舎」を設立。数々の寺社建築の棟梁を務める。200

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