公園/卒業式 小島信夫初期作品集 講談社文芸文庫

小島信夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062902328
ISBN 10 : 406290232X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
345p;16

内容詳細

著者十六歳、岐阜中学校校友会誌に掲載された小品から、昭和二十年代までの初期作品を集成。第一高等学校時代の透明感溢れる心象風景を綴った伝説的佳品「裸木」や、同人誌「崖」に発表された「往還」「公園」などの戦前作品、また、著者固有のユーモアの深淵を示す「汽車の中」「卒業式」「ふぐりと原子ピストル」など、“作家・小島信夫”誕生の秘密に迫る十三篇を収録。小島文学入門のための貴重な一書。

【著者紹介】
小島信夫 : 1915・2・28〜2006・10・26。小説家。岐阜県生まれ。1941年、東京帝大文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    〈大学図書館〉戦前に書かれた短篇には家族の相次ぐ死が強烈な影を落としている。戦後の作品には諧謔と戦争への痛烈で痛切な批判がある。特に初期作品の叙情性に胸を打たれた。こういった家族関係を経てきた作家だとは。もっと早く知っていれば、味わい方が変わっただろう。

  • zumi さん

    『アメリカン・スクール』とは、また違った趣のある初期作品集。良い。佐野先生が登場する「汽車の中」の姉妹短篇とも言える「佐野先生感傷日記」「卒業式」が収録されているのが嬉しい。「ふぐりと原子ピストル」は笑うしかないです。社長の横暴っぷりは本当に最高です。一応、復刊というかたちになるのでしょうか、なんにせよありがたいです。

  • Tonex さん

    小島信夫が芥川賞候補として注目される前の初期の作品が13篇収められている。旧制中学時代の作文も2編読める。戦前と戦後でかなり作風が違う。「裸木」以下の戦前の作品は静かで暗い感じ。戦後に書かれた「汽車の中」以下の四篇はドタバタ喜劇。年譜に《大学時代、ゴーゴリや梶井基次郎などを読み耽る》とあるが、戦前は梶井基次郎系、戦後はゴーゴリ系なのだろう。「ふぐりと原子ピストル」はタイトルも無茶苦茶だが内容も無茶苦茶。筒井康隆っぽい。もちろん小島信夫が筒井康隆に似ているのではなく、筒井康隆が小島信夫に似ているのであるが。

  • バーニング さん

    初めての小島信夫。若いとき、特に学生時代の小文がとても面白い。

  • よんどころ さん

    「女流」「菅野満子の手紙」がまた読みたくなった。文芸文庫で出してくれないかな。

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人物・団体紹介

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小島信夫

1915年、岐阜県生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。55年、『アメリカン・スクール』で芥川賞、65年、『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、72年、『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞、81年、『私の作家遍歴』で日本文学大賞、82年、『別れる理由』で野間文芸賞、98年、『うるわしき日々』で読売文学賞を受賞。

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