和歌のアルバム 藤原俊成 詠む・編む・変える ブックレット〈書物をひらく〉

小山順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582364446
ISBN 10 : 4582364446
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
112p;21

内容詳細

和歌はなぜ詠まれた後も言葉を変えるのか。より深い詩情、配列の効果など、歌集を編む際に行われる、詠み手自身による変更の意図と具体相を、中世の代表歌人の営為に見る。

【著者紹介】
小山順子 : 1976年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、国文学研究資料館・総合研究大学院大学准教授。専攻は、新古今時代を中心とする古典和歌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    ミュージシャンの曲にはいろいろなバージョンがある。例えば、アルバムとシングルのバージョンは異なっている。それと同じように、和歌も歌集ごとに語句が推敲によって変わることを考察した書。取り上げられているのは藤原俊成。推敲と言っても、助詞や助動詞を変える小さなものだが、それによって和歌全体の意味が変わることがよく理解できた。また一字一句をおろそかにしない歌人の姿勢も、浮かび上がってくる。小説などにくらべて短歌は器の小さな文学だが、それでも歌人が精魂込めて作り上げるものであることを、本書は伝えてくれる。

  • gorgeanalogue さん

    和歌が、歌会、歌合、自家集などに収められる際に、字句が修整されてさまざまに変奏されていくことを藤原俊成歌を取り上げて平易に解説。歌のポテンシャルというか味わいが、変化していくのを見るのは面白い。 巻末の俊成の代表歌「ゆふされば……」が自信の一作であったこと、それだけにこの歌は一字も訂正されなかったこと、そしてこの歌が伊勢物語を下敷きにしていることを示した部分はとくに面白かった。

  • kinaba さん

    歌の内的な要請ではなく、配置される文脈に合わせた直しの例が多くを占めていたのが、ちょっと物足りなかった。

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