体の中の異物「毒」の科学 ふつうの食べものに含まれる危ない物質 ブルーバックス

小城勝相

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062579964
ISBN 10 : 4062579960
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;18

内容詳細

ポテトチップに含まれる発がん物質。マーガリンを構成する不飽和脂肪酸。受動喫煙で浴びる活性酸素。野菜や漬け物に含まれる微量ミネラル…。ごくふつうの食生活から無数の毒性物質が取り込まれている!精妙な解毒システムで対抗する人体だが、時には自ら毒物を活性化してしまう。水や塩でさえ健康被害を及ぼしうる一方、ヒ素のような強毒が、少量であれば有用となることも。食の安全や健康の維持に不可欠な「毒」と「解毒」のサイエンス。

目次 : 第1章 中毒とは何か―生命科学としての中毒学入門/ 第2章 生命も毒物も有機化合物でできている/ 第3章 中毒の科学―化学物質の毒性をどう評価するか/ 第4章 解毒の科学―侵入した異物はどう退治されるか/ 第5章 無機物の毒性/ 第6章 “毒”としての放射性物質をどう考えるか/ 第7章 毒性を発揮するさまざまな物質/ 第8章 がんを引き起こす毒物/ 第9章 中毒学から考えるアレルギー/ 第10章 毒を封じる社会制度―食の安全を確保するために

【著者紹介】
小城勝相 : 1948年、大阪府生まれ。1970年、京都大学工学部合成化学科卒業。同大大学院博士課程、九州大学薬学部奨励研究員、マサチューセッツ工科大学(MIT)博士研究員、京都大学医学部助手、兵庫教育大学助教授を経て、奈良女子大学教授、放送大学教授を歴任。現在、奈良女子大学名誉教授・放送大学客員教授。薬学博士。専門は中毒学、栄養学、生物有機化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    食べ物が毒に変わる仕組みを化学変化の視点から解説した一冊。文章自体は読みやすいが、けっこう難しく(おそらく半分も理解できていないかもしれない)、概要をおさえて再読や類書を読む時の準備的な読書になった。キーセンテンスは「毒になるものが含まれているかどうかではなく、なにがどの程度の量になると毒になるか」カフェインがその例、摂りすぎで悪影響が出る食物は確かに多い。食べ物アレルギーを治す方法はまだないが、経口免疫療法で徐々に耐性をつけることは可能(精密かつ柔軟性もある仕組を備えているのも身体のスゴいところだ)。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #感想歌 毒四種自然毒と合成毒無機毒放射性物質等 毒薬過摂取不足免疫と分子化学細胞活動

  • ココアにんにく さん

    食べ物に関する記述がやはり気になる。コーヒー、お酒、漬物!米国のように砂糖と油の塊の品を食べる事はほぼないですが塩分は気をつけないと。ナトリウム以外にも必須ミネラルが気になる。亀の甲など化学式が出てくるともぅチンプンカンプン。大づかみで読みました。

  • 竜王五代の人 さん

    ゼロリスクというのはありえず、毒性は、統計的に・科学的に・そして政治的に評価するしかないことが強調されているのは現代的だと思う。毒がいかに体内の化学反応を阻害したり(特に無機物の毒)、あるいは生命活動を乱すかが説明されているのはこの本のよい特徴である。

  • ジュリ さん

    普段口にしているものに毒が含まれているというと、驚く人は少なくないだろう。コーヒー、塩、鉄分など、普段口にするものが人体に危険を及ぼすことがあるのだ。

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