じいちゃんの森 森おやじは生きている

小原麻由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569782829
ISBN 10 : 4569782825
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
127p;22

内容詳細

小学三年生になる春休み、たいちは、ぜんそくがよくなるようにと、田舎にあるじいちゃんの家に家族みんなでひっこしました。それからというもの、たいちは、じいちゃんが「森おやじ」とよんでいる大きなクヌギの木のところに、毎日のように連れていってもらい、そこで、いろんなことを学びます。ところがある日、じいちゃんは森の見回りに一人で行ったきりもどらず、亡くなってしまいます。お葬式の日、たいちはふとしたことから、じいちゃんがのこしていた『森おやじの日記』を発見するのですが…。小学中級以上。

【著者紹介】
小原麻由美 : 愛知県生まれ。名古屋市立保育短期大学卒業。保育士を経て児童文学の世界へ。第18回国民文化祭・やまがた2003にて山形県知事賞受賞。2005年、デビュー作となる『ごめんね!ダンスおばあちゃん』(国土社)がトーハン小学3年生推薦図書などに指定。2011年、『ロンとククノチの木』(PHP研究所)が第56回西日本読書感想画コンクールの指定図書(小学校中学年)に選定。日本児童文芸家協会会員。直木賞作家・志茂田景樹氏の推薦により日本文芸家クラブ会員

黒井健 : 絵本画家・イラストレーター。1947年、新潟市に生まれる。新潟大学教育学部美術科卒。学習研究社に入社、2年間絵本の編集に携わった後、1973年に退社、フリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活動。1983年、第9回サンリオ美術賞、2006年、第20回赤い鳥さし絵賞を受賞。2003年、山梨県清里に、自作絵本原画を常設する「黒井健絵本ハウス」を設立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • やすらぎ🍀 さん

    不安だらけだったはじめての森。大きなクヌギの木の枝から小さないのちが育っていく。じいちゃんの手がぼくに重なる。「木というものはな、切り落とされてから樹齢と同じだけ生きるんだよ」ぼくは、涙が出なかった。小鳥の鳴き声、水のせせらぎ、風のざわめき、耳をすまさなくても聴こえてくる森の音。呼んでいるような気がして小高い丘を駆け上がる。ぼくは、じいちゃんの森で芽生えた若葉の先にある連なる山を見渡して、大きく息を吸いこんだ。ウロの中は杏色に染まっている。じいちゃんに包まれた温もりを忘れない。この森を見守り続けていくよ。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ) さん

    喘息があり、小3の時に田舎のおじいちゃん家に引っ越したたいち家族。おじいちゃんは森のクヌギの木を森おやじと呼び、森を守りながら暮らしていた。おじいちゃんより自然の大切さ、森の偉大さを学んだたいち。おじいちゃん死を中々受け入れられにいたたいちだったが、ある発見より、おじいちゃんの気持ちが分かり心が変化していく。父と重なり色々な思いが溢れた。父の森を大切にしていこう。

  • あん さん

    『平成26年度なつやすみ推薦図書』喘息の治療のために家族で田舎にあるおじいちゃんの家に引っ越したたいちと、森と共に暮らすおじいちゃんとの交流の物語。不覚にも泣いてしまいました。大自然の一部である人間として、誇りを持って、今を一生懸命生きようというメッセージです。本当に良い本でした。

  • 遠い日 さん

    じいちゃんが大切に世話してきた森。そして樹齢五百年と言うクヌギの老大木を介してたいちが知っていくじいちゃんの森への気持ち。喘息を治すためにじいちゃんの家に引っ越してきたたいちは、街での暮らしを恋しく思いながらも、自然の持つ大きな力を感じていく。じいちゃんと紡いだたくさんの思い出、じいちゃんのたいちをだいじに思う気持ち、亡くなってから知った大きな愛。木の命の巡りを見た日、たいちは密かにじいちゃんに続くことを決める。クヌギの命を育てることを。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    樹齢五百年を越えたクヌギが陰の主人公です。 大きなうろは、おじいちゃんとたいち少年の秘密基地。 喘息もちのために引っ越してきたたいちに、おじいちゃんは大きなクヌギの「森おやじ」を通してさまざまな事を教えました。 おじいちゃんの死後、クヌギを素材にしておじいちゃんが作った道具から芽が出ているのを発見するところは感動しました。 森おやじの生命力。 おじいちゃんの死を乗りこえて、ひとつたくましくなったたいちにエールを送ります。

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