天皇の歴史 9 天皇と宗教 講談社学術文庫

小倉慈司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065126714
ISBN 10 : 4065126711
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;15

内容詳細

伊勢神宮と大嘗祭の起源、神祇制度の変遷など、天皇の重要な側面を探究。古代の祭りから、仏教色に染まった中近世、現代の皇室まで。

【著者紹介】
小倉慈司 : 1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。宮内庁書陵部編修課を経て、国立歴史民俗博物館准教授。専攻は日本古代史

山口輝臣 : 1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。九州大学大学院人文科学研究院准教授などを経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    ラスト1巻を残しているが、多分このシリーズの中で一番大好きな巻。新憲法下にあっての天皇と宗教といった内容だが、天皇の起源から始まり、天皇と宗教についてここで検討している。今までの巻の歴史から見る天皇史と違って、この問題はそんな簡単に解決できるものではないのだが、それでも日本の天皇史と宗教史を挙げて検討している。今まで四苦八苦しながら読んでいたが、ここへきて漸く楽しく読了。

  • かんがく さん

    天皇と宗教という、日本史の核心的な部分をテーマとする。前半の前近代と後半の近代でそれぞれ専門の著者が担当しており、歴代の天皇が神道、仏教などとどのようにかかわってきたかの変遷がよくわかる。近代以降の皇室の仏教やキリスト教との関わりなど、面白く読んだ。

  • さとうしん さん

    天皇と大嘗祭などの祭祀、(主に仏教の)信仰、葬儀などを、前近代と近現代の二部構成で、古代から平成の世まで通覧する。神道のような信仰や神仏習合は日本独自のものと言えるか、宗教とされなかった神道、神仏分離で果たして皇室・皇族は仏教と切り離されたか、そして文庫版あとがきに見える明仁天皇と宮中祭祀の問題など、面白い論点が多く盛り込まれている。

  • maqiso さん

    大王の神事が祭祀として整えられ、律令では全国的な制度になったが畿外への効力は限定的だった。仏教は護国を担うようになり、天皇の即位時には密教の儀礼お行われた。国学と水戸学は反仏教的な天皇を理想とし、維新直後は復古や祭政一致がうたわれたが、藩閥政治家から否定され宮中では仏教の信仰が続いた。欧米のキリスト教中心の宗教観は当時の日本人にはなじめず、宗教を軸としない立憲制が選択されたが、国体明徴という問題が生まれた。昭和天皇は自らを国体として行動し、平成天皇は象徴としての天皇を追究した。

  • めっかち さん

    前半の小倉慈司氏の執筆部分は門外漢なので、よくわからないが、天皇と仏教の関係性の深さが解った。で、山口輝臣先生による後半。滅茶苦茶面白かった。「天皇教」とか「国家神道」というタームで近代日本を説明したがる人が多い中、丁寧に政教関係を論じている。他にも「神社非宗教論は自衛隊は軍でない論と同じ」とか「天皇制は国体の後継者」とか「尊皇論者は時に迷惑なサポーター(現在はファン)」というのも興味深い。あと知らなかったのは、今でも皇室と仏教って結構縁があるのね。とまぁ、特に山口さんの部分だが、私にとっては良書だった!

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