ポケットに名言を 角川文庫

寺山修司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041315248
ISBN 10 : 4041315247
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,184p

商品説明

世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、サルトル、サン=テグジュペリ、マルクス…。しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでの着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。異彩を放つ、真にユニークな書。

内容詳細

世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、サルトル、サン=テグジュペリ、マルクス…。しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。異彩を放つ、真にユニークな書。

目次 : 1 言葉を友人に持とう/ 2 暗闇の宝さがし/ 3 好きな詩の一節/ 4 名言/ 5 無名言/ 6 時速一〇〇キロでしゃべりまくろう

【著者紹介】
寺山修司 : 1935年、青森県生まれ。早稲田大学中退。67年、演劇実験室「天井桟敷」を設立。演劇・映画・短歌・詩・評論など意欲的に活動。83年、敗血症により47歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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某TV番組で紹介されていたので気になってい...

投稿日:2012/12/29 (土)

某TV番組で紹介されていたので気になっていました。薄くてさらっと読みやすい本です。TVで紹介されてた通り、最初から読むのでなくぱっと開いたそのページを読むのもいいかもしれません。

凍土 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めろんラブ  さん

    名言集(寺山修司セレクト)。言葉に対して依存症だったのではないかとすら思える寺山氏。氏にとって言葉は、常に寄り添い、救われ、時に格闘する対象であり、いつしか融合して、最終的には対象ですらなかったのでは。つまり、自身が変態して言葉自体になったような・・・。偏執的とも思える大量の作品群がそれを物語っている。こちらはそのようなモンスターが選んだ名言たちで、元になっている作品や前後の文脈を知らないものが多く、私には難解な印象。教養の差、ここに極まれり(涙)。背伸びをせずにMyセレクトを増やしていこうかな♪

  • 匠 さん

    寺山氏らしい型破りな名言集。古い洋画の中の名セリフ、思想家・哲学者の言葉、著名な詩や小説の一節も並ぶが、なぜかやくざのスラングなんかもあって面白い。でもこれ相当古くて今はあまり使われてないんじゃないかと思う。そして最後に、寺山氏自身の言葉がいくつか載っているのだが、高校時代に感動した「なみだは人間の作るいちばん小さな海です」という言葉より今は、「人類が最後にかかる、一番重い病気は「希望」という病気である」なんて言葉のほうに現実味を感じてしまうのがちょっと悲しい。

  • やすらぎ🍀 さん

    ピアニストだけは殺さないでくれ。…人間の葛藤は詩となり後世に繋ぐ。名言のない時代は不幸だが、名言を必要とする時代はもっと不幸だ。…先人の言葉は人生と同様、明暗に満ちている。✨三本のマッチ一つ一つ擦る夜、はじめのは君の顔をいちどきに見るため、次のは君の目を見るため、最後のは君のくちびるを見るため、残りの暗闇は今のすべてを思い出すため。君を抱きしめながら✨…人は皆、詩人である。ときに喜び、ときに悲しむ。泣くことも一種の快楽である。…重いな。これは何だ。夢のかたまりさ。世界の終わりが明日でも、林檎の種を蒔こう。

  • 青蓮 さん

    再読したくて買い求めました。さくっと読めます。寺山修司が選ぶ珠玉の言葉の数々。本書を読んでいると引用された元の本や映画などに興味が湧きます。ボクサーになることを断念して「言葉で人を殴り倒すことを考えるべきだと思った」という彼の言葉のセンスには脱帽です。私も自分だけの「名言」を持ちたい。そして沢山の「言葉」に、「作品」に、出会いたい。「私には、忘れてしまったものが一杯ある。だが、私はそれらを「捨てて来た」のでは決してない。忘れることもまた、愛することだという気がするのである。」忘却は優しさでもあると感じた。

  • kinkin さん

    この本が初めて出版された頃、タイトル通りダブダブのオーバーオールのポケットに突っ込んで粋がってジャズ喫茶にしていた自分がいた。今でも読んでよくわからない名言を酒に酔って口にしていた自分がいた。周りが年上ばかりだったので多少のタメ口も許されたせいかひどい口を訊いて殴られそうになった自分がいた。久しぶりに読んでその頃のいろいろな出来事が頭の中を駆け巡る。「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ」井伏鱒二。この言葉を知ったのもこの本だった。3500冊目は寺山修司になりました。

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