基本情報
内容詳細
新史料・津田三蔵書簡を読み解きながら、津田の内面を描きつつ、大津事件(一八九一年)の謎に迫る異色作。津田三蔵巡査がロシア皇太子を襲撃した動機とは何か。著者は一人の青年の西南戦争での体験を重視し、同時にその煩悶を見つめながら、明治期社会の深淵の中で事件をとらえなおす。幾多の文学作品で描かれた大津事件像とは異質の視点から、事件を描き、明治期社会の闇とともに現代の闇にも迫る。
【著者紹介】
富岡多恵子 : 詩人・小説家。1935年大阪市生まれ。詩集に『返礼』(H氏賞)、71年から小説に転じ、『冥途の家族』(女流文学賞)、評論には『近松浄瑠璃私考』『中勘助の恋』(読売文学賞)『釋迢空ノート』(毎日出版文化賞、紫式部文学賞、岩波現代文庫)『西鶴の感情』(大佛次郎賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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chanvesa さん
読了日:2018/07/07
A.T さん
読了日:2017/07/30
浅香山三郎 さん
読了日:2018/01/29
COPPERFIELD さん
読了日:2013/06/15
駄目男 さん
読了日:2013/10/01
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人物・団体紹介
富岡多恵子
1935・7・28〜。小説家、詩人。大阪市生まれ。大阪女子大英文科在学中に小野十三郎に師事、1958年『返禮』でH氏賞、61年『物語の明くる日』で室生犀星詩人賞。70年代から小説に転じ、74年『植物祭』で田村俊子賞、『冥途の家族』で女流文学賞、77年「立切れ」で川端康成文学賞、97年『ひべるにあ島紀
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