虎落笛 あかね・新えほんシリーズ

富安陽子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784251009340
ISBN 10 : 4251009347
フォーマット
出版社
発行年月
2002年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
31cm,1冊

内容詳細

虎落笛とは、冬の激しい風が木々などにあたり、ピーピーと発する笛のような音のこと。風の強い冬のある日、子どもがタコをあげたくて原っぱを歩いていると「きょうの虎ぁでえかいぞー」と恐ろしい声が聞こえてきた。

【著者紹介】
富安陽子 : 1959年、東京に生まれる。和光大学卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞・小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で新美南吉児童文学賞受賞

梶山俊夫 : 1935年、東京に生まれる。『風のおまつり』(福音館書店)で世界絵本原画展(BIB)金のリンゴ賞受賞、『いちにちにへんとおるバス』(ひかりのくに)で講談社出版文化賞、『あほろくの川だいこ』(ポプラ社)で小学館絵画賞、『こんこんさまにさしあげそうろう』(PHP研究所)で絵本にっぽん大賞、『わらべうた』(福音館書店)でブラチスラヴァ世界絵本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    大きな凧を持った男の子は、不思議な声を聞くが、怖くて泣いてしまう。泣き疲れて見れば、何も問題ない。だが、最後に「また虎落笛を吹きにおいで」と声がした。確かにした。

  • 千穂 さん

    冬の木枯らしが竹林の中で共鳴して悲しげな音を立てていたのでしょう。凧揚げに来た少年はドキドキ、怖くなってしまいます。虎落笛もがりぶえという言葉も、冬の季語であることも初めて知りました。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    寒さ厳しい冬の日、男の子は新しい凧をあげたくて原っぱに急ぐ。がらんとした原っぱは強い風が吹き、その風の音に交じって声が聞こえる。気味悪いその声は男の子と戯れたいだけなのかもしれないが、得体のしれない恐怖が襲い、それでも声の言う事を聞かなくてはならない怖さ。冬のさなか竹林をわたる虎落笛のおはなし。

  • 遠い日 さん

    寒風吹きすさぶ冬の草原で、ひとり風と向き合う子ども。新しい凧を揚げにきた原っぱで、不思議な風の声を聞く。自然と対峙した原体験のような世界観。自分の全てをさらけ出さないと、許されないようなできごと。風はこの子と戯れただけ。厳しさの後の例えようもない大きな包み込む力。自然の懐の深さが感じられて鳥肌立つような思いがする。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    大好きな富安さんの絵本。梶山さんの絵が、神秘的な雰囲気を盛り上げていた

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

富安陽子

1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた。絵本の文の仕事に『さくらの谷』(松成真理子 絵/偕成社/第52回講談社絵本賞受賞)など

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品