盆まねき

富安陽子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035306108
ISBN 10 : 403530610X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191

内容詳細

なっちゃんたち家族はお盆になると、笛吹山のおじいちゃんとおばあちゃんの家に行く。なっちゃんがお盆の間におじいちゃんたちから聞いたふしぎなお話と、その後なっちゃん自身がした本当にふしぎな体験を描く。

【著者紹介】
富安陽子 : 1959年東京都に生まれる。和光大学人文学部文学科卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、『小さな山神スズナ姫』で新美南吉児童文学賞を受賞。『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞、『やまんば山のモッコたち』はJBBYオナーリストに選ばれる

高橋和枝 : 1971年神奈川県生まれ。東京学芸大学教育学部美術科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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一家揃って富安陽子さんのファンです。富安...

投稿日:2021/04/09 (金)

一家揃って富安陽子さんのファンです。富安さんの本は割とエンタテイメントの要素が強いのですが、この本はかなりしっとり落ち居ついた印象のお話。最終章だけは別のお話で、富安さんのご親戚が戦死された実話。小学校低学年の子どもに読み聞かせていましたが、そばで聞いていた奥さんまで一緒に号泣しました。ぜひ、たくさんの人に読んでいただきたい内容ですね。

5656にゃんにゃん さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    最近はこのような行事も都会に住んでいる人びとには殆ど関係なくなっているのかもしれません。ただこのような本を読むことによって先祖や親兄弟を大切にする心が養われていくのかもしれません。おじいさん、おばあさんのほらが入った物語や、原作者の富安さんの最後の反戦的なメッセージは心に残ります。いい本だと思います。

  • mocha さん

    毎年お盆の3日間、おじいちゃんにまねかれて一族が集まる。お年寄りたちが聞かせてくれるちょっぴり不思議な思い出話。そこに必ず登場するおじいちゃんのお兄さんは、どうして死んでしまったの?お盆の習わしや戦争のことを、ファンタジックな富安ワールドで優しく包んで伝えてくれる。子どもたちにぜひ知ってほしい日本の夏。

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様からのご紹介本です📙読んで本当に良かった😢😢😢最後の本当のお話、、、親戚に同じ状態で戦死した人がいます。享年21歳。知覧か、鹿屋かは分かりません。死後、立派な勲章が届き、それを見せてもらいました。〇〇君、万歳の出撃の写真、千人針。忘れてはならない記録の実物を見た事は死ぬまで忘れません。お盆になったらまた読みたいです。著者は「もう万歳と言われて戦争に行く人がいないように」と書かれています。同じ思いです。

  • はる さん

    田舎のお盆の雰囲気がいいですね。なじみの薄い親戚やいとこ達とのおもはゆい距離感。虫の鳴き声。古い家の匂い。おじいさんやおばあさんのゆったりした優しさ。自分の思い出と重なり、懐かしいです。でもこの作品の本質は、この優しい世界に表裏の関係で静かに存在する、悲しい戦争の記憶。素晴らしく美しい、幻想的なラストは、富安さんの実の伯父さんへの鎮魂歌に思えました。

  • ゆみねこ さん

    なっちゃんはお盆の13日から15日までの3日間、田舎のおじいちゃんの家の「盆まねき」で過ごします。大勢の親戚たちが集まり、おじいちゃんやおばちゃん、大ばあちゃんから不思議な話を聞かされる。最後の本当のお話が胸に迫りました。とても良いお話、大人にも子供にもお勧めです。

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