旅の終りは個室寝台車 河出文庫

宮脇俊三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309410081
ISBN 10 : 4309410081
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
15cm,237p

商品説明

寝台列車が次々と姿を消していく。「最長鈍行列車の旅」等、鉄道嫌いの編集者との鉄道旅を締めくくるのは、今はなき『はやぶさ』だった……。昭和の良き鉄道風景を活写する紀行文学の傑作。解説=今尾恵介

内容詳細

『銀河』『富士』『はやぶさ』『北陸』…寝台列車が毎年のように姿を消していく。25年前、本書に「楽しい列車や車両が合理化の名のもとに消えていくのは淋しいかぎり」と記した宮脇俊三の旅路がいよいよ失われていく。「最長鈍行列車の旅」等々、鉄道嫌いの編集者を伴った津々浦々の鉄道旅を締めくくるのは今はなき寝台特急『はやぶさ』だった…。

目次 : にっぽん最長鈍行列車の旅/ 東京‐大阪・国鉄のない旅/ 飯田線・天竜下りは各駅停車/ 東京‐札幌・孤独な二人旅/ 乗りつぎ乗りかえ流氷の海/ 紀伊半島一周ぜいたく寝台車/ 青森‐大阪・特急「白鳥」七変化/ 雪を見るなら飯山・只見線/ 九州行・一直線は乗りものづくし/ 旅の終りは個室寝台車

【著者紹介】
宮脇俊三 : 1926年、埼玉県生れ。東京大学西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。出版部長、『中央公論』編集長等を経て、1978年に退社。同年に国鉄全線乗車記『時刻表2万キロ』を刊行し、日本ノンフィクション賞を受賞。2003年2月26日病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    本好き鉄道好きの上司が「もしよかったら…」とはにかみながら貸してくださいましたが、これが面白かった!昭和57年から2年間に亘り連載された鉄道旅行記です。同行者である担当編集者とのトボけたやり取りが微笑ましく、車窓からの風景をカメラの如く切り撮る宮脇氏の描写にうっとりしましたが、今や廃止された列車も多く、読後感は少ししんみりとしました。旅に出たくなりました。

  • saga さん

    百閨u阿房列車」を読後に宮脇氏の本書を読むと、藍君がヒマラヤ山系君に見えてきて可笑しくて仕方なかった。藍君が持参したステンレス製魔法瓶の中身を「日本酒?」と聞いたり、列車の停車時間に駅弁を買いに向かいのホームまで走る姿はまさに山系君だ。哀愁を帯びた本書のタイトルから、暫くの間積読だった。著者の鉄道旅が終わってしまうような感じを受けていたからだ。路線の廃止、多くの長距離列車、寝台車の廃止など、ある意味で著者が好きな鉄道旅の終焉を平成の世に実感することになった。せめて今残っている寝台特急に乗りたいと思った。

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ 鉄道好きでしか味わえない酔狂な旅の数々。面白く読んだ。連れ合いの藍の子鬼との他愛ないやりとりが良い。移動手段にスピードを求めるようになり、「日本海」や「トワイライトエクスプレス」などの数々の名特急が消えていった。天竜川沿いの飯田線や山陰をめぐる鈍行列車の旅がそそられる。そう言えば北海道の流氷もどんどん縮小してきている。この本の旅情はもう昔のものとなった。

  • 緋莢 さん

    「小説新潮」の編集者から仕事の依頼を受けた著者は、鈍行列車として日本最長の山陰本線824列車に乗る事を提案。門司を出発し、終点の福知山への所要時間は18時間29分。その行方は・・・その他、国鉄を使わず、東京から大阪へ1日で向かう旅、青森ー大阪、特急「白鳥」乗車などの鉄道旅の模様を書いた本。

  • スプリント さん

    旅の相棒である編集者・藍さんによって鉄道好きではない視点が旅行記に加わり面白みが増したように感じました。そして段々、汽車旅行にはまっていく藍さんとともに読者も引き込まれていきます。

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人物・団体紹介

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宮脇俊三

1926年埼玉県生まれ。45年、東京帝国大学理学部地質学科に入学。51年、東京大学文学部西洋史学科卒業、中央公論社入社。『中央公論』『婦人公論』編集長などを歴任。78年、中央公論社を退職、『時刻表2万キロ』で作家デビュー。85年、『殺意の風景』で第十三回泉鏡花文学賞受賞。99年、第四十七回菊池寛賞受

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