セロ弾きのゴーシュ

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751527177
ISBN 10 : 4751527177
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
植田真 ,  
追加情報
:
91p;13X20

内容詳細

金星音楽団のゴーシュは、うまくセロが弾けず、楽長にしかられてばかり。演奏会も近づき、ゴーシュが、夜中まで、いっしょうけんめいセロの練習をしていると、奇妙なお客がやってきます。

【著者紹介】
植田真 : 1973年静岡県に生まれる。1998年、ザ・チョイス年度賞大賞受賞。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』(あかね書房)で第一四回日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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抽象的な作風で理解力がない私には難しいで...

投稿日:2021/04/25 (日)

抽象的な作風で理解力がない私には難しいです。ただ、多くの人が社会をモチーフにしたり、道徳心や人間性を命題にしているのに対して、賢治の童話は自分を主人公にして、不満や愚痴の感情をさらけ出す文学でなのではないかと思います。その為、理屈とは縁がない感情や情景の世界だと思います。今回、動物たちは主人公のチェロ?が病気を治してくれるといいましたが、本当は、下手な主人公へ愛情ある応援をしに来た存在なのではないでしょうか。人間の同胞の心ない言葉に対しての小動物は、学校の子供たちかもしれません。生きていくのに必要なのは、そうした愛情であったり、思いやりであったりするのかもしれません。怪我した動物が早く治りますように。

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • らん さん

    野ねずみのお母さんが子どもの病気を治すため、セロを鳴らしてとゴーシュに頼む場面。野ねずみの子どもをセロの穴から中へ入れるってどういう事?と思っていましたが、学研道徳動画ライブラリーを観てようやく理解!そしてこの植田さんの絵でも上手く表現されています。しおらしく登場してちょこんと座るたぬきも可愛い。取り組んでいる事が軌道に乗り心が満たされてようやく誰かを思う余裕ができた時にはもう戻らない事はあるけれど、いつか何かで思いが伝われば良いな…とゴーシュに自分を重ねて感じました。高畑勲さん監督のアニメも観てみたい!

  • 小夜風 さん

    【図書館】植田真さんが描く「セロ弾きのゴーシュ」。中の挿し絵は小さくてモノクロですが宮沢賢治のお話に優しく添えられてる感じがピッタリでした。小さな本の形も珍しくて、でも読み易くて良いなって思いました。同じ形で宮沢賢治の他のお話も描いてほしいです。

  • caramel さん

    うまくセロを弾けず楽団の仲間から取り残されていたゴーシュ。夜通しひとりで練習を重ねる姿をしっかり動物たちが見守ってくれていた。一見頑なにみえるゴーシュも根は優しい。じんわりとあたたかい音色は、みんなの心に響いたのだろう。f字孔からのぞく野ねずみの絵がかわいい!

  • mntmt さん

    ゴーシュって、こんなに口が悪かったっけ?絵が淡いタッチで優しい感じ。ゴーシュの気持ちにあっていない気がする。

  • kanon さん

    植田さんの絵が気になって、読んでみました。この話は、アニメの映像が真っ先に思い浮かぶのですが、また違った静かな雰囲気のこちらの本もよかったです。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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