天離り果つる国 下

宮本昌孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569847610
ISBN 10 : 4569847617
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
416p;20

内容詳細

たとえ天下の大軍が攻め寄せようとも―。織田信長の後継者となるも、恋い焦がれてきたお市を手に入れることができなかった秀吉は、怒りの矛先を津田七龍太に向け、その処刑を黒田官兵衛に命じる。一方、徳川家康の支援を仰ぐべく、真冬の立山連峰越えに挑む猛将・佐々成政の前に、内ケ嶋の姫が現われ…。秀吉・家康らが虎視耽々と狙うなか、天離る地の小国は、生き残れるのか。

【著者紹介】
宮本昌孝 : 1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロダクション勤務を経て執筆活動に入る。95年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後、歴史時代小説作家として第一線で活躍。2005年、『乱丸』にて、第四回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hiace9000 さん

    なるほど、この落としどころかー。主従、封建の世において、いかに動こうと決着のつけようなき身の処し方、一国領民の命運。豊富、徳川の最終決戦を間近に控えたかの時代、その岐路に立たされた白川郷の明日とは。次から次に迫る危機、そこに軍師七龍太の先見に富む英断と、自然児紗雪の野生の果断が冴え渡る。脇を彩る面々の色づけや活躍も見事。歴史小説といういわばネタバレ縛りの中で、エンタメ冒険活劇を見せてくれたことに快哉。人としての真なる自由を求め、独立という道を選択した彼らの生き様には、時代を超えた感銘を受けざるを得ない。

  • ポチ さん

    史実に添いながら虚実を巧く絡ませ、読み手に想像力を掻き立てさせる作品。戦国乱世にあればこそ、人を殺したり殺されたりしない独立国を目指した彼等の生き様が心地良く胸に残る。読了感が良い。

  • yutaro13 さん

    歴史小説の読みどころのひとつは史実と創作のバランスにあると思う。個人的には史実にうまく創作を絡めて違和感なく纏め上げている作品が好きなのだが、本作の特に下巻はかなり創作寄り。主人公・七龍太が完全無欠すぎて史実から浮いてしまっているし、お姫様とのラブコメ要素が続きすぎるのも興ざめ。とはいえ飛騨の冬山の描写や、史実部分では佐々成政のさらさら越え、ラストの天正大地震あたりは読み応えあり。日経の夕刊書評欄で絶賛されていて知った作品だが、ライトな歴史エンタメとしては面白いけど、やや過大評価ではないかと。

  • てつ さん

    これはジャンル分けすることが難しい小説。歴史小説でもあり戦国合戦記でもあり、一族の結束を描く大河小説でもある。私は戦国という自由な婚姻が許されない時代の様々な事情を背景とした恋愛小説として読んだ。賛否はさまざまあろうが傑作だと思う。

  • reo さん

    何のために羽柴秀吉が賤ヶ岳で柴田勝家を討ったか?勿論織田家臣団の頭に立ちたかった訳だが、もうひとつの望みはお市の方を手に入れたかったということ。それもスケベ心で堪らなくやな。それが叶わなくなる手だてをした七龍太に、筑前怒髪衝天!奴を殺せ〜キーッ😡とか言いつつ、一夜にして消えた「幻の帰雲城」大スペクタクルのクライマックスを迎える。難をいえば少々長すぎることかな。マァ終わりよければ全てよしとしますか😄

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宮本昌孝

1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロダクション勤務を経て執筆活動に入る。95年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後、歴史時代小説作家として第一線で活躍。2015年、『乱丸』にて、第四回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。2021年、『天離り果つる国』(上・下)にて、「こ

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