辺境を歩いた人々

宮本常一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309224381
ISBN 10 : 4309224385
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
追加情報
:
20cm,224p

内容詳細

江戸時代から明治時代にかけて、積極的に日本の辺境を歩き、風俗地誌を研究した民俗学の先駆者のような4人−近藤富蔵・松浦武四郎・菅江真澄・笹森儀助−の事跡をわかりやすく紹介・追体験する。待望久しい復刊。

【著者紹介】
宮本常一 : 1907年、山口県周防大島生まれ。民俗学者。大阪府立天王寺師範学校卒業。大阪で小学校教諭を務めた後、渋沢敬三主宰のアチック・ミューゼアムに所属。武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事、日本観光文化研究所所長なども務めた。文学博士。1981年没。著書に、『日本の離島』(日本エッセイストクラブ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なにょう さん

    今から50年前に書かれたもの。著者自身、辺境を歩き回る人だった。「近藤富蔵」「松浦武四郎」「菅江真澄」「笹森儀助」他。北海道の道なき道。東北の飢饉。南方のマラリア、毒蛇。数多の困難をものともせず、知りたいと欲求の赴くまま進んでいった人々。面白い。

  • シラヌイ さん

    宮本常一がまとめた、近藤富蔵・松浦武四郎・菅江真澄・笹森儀助という、幕末〜明治期に日本辺境(八丈島とか北海道・樺太とか南西諸島とか)を歩き調べた人たちの歩み。これは中学生向けに書かれたようで「です・ます調」でやさしく書かれている。天明の飢饉でホントに人が人を食べた話とか、天然痘を恐れた現地の村人が小屋を取り囲んでとか、流刑地だった八丈島の様子とか、今とはまるで違う地平が広がる日本のそこかしこの様子にちょっと驚かされる。

  • Hiroki Nishizumi さん

    子ども向けに書かれた本のようだが、面白かった。ます、「はじめに」が素晴らしい。「こういう書物でお読みにならなければ、みなさんも一生のうちに、ついにその名をきくことすらない人もあるでしょう。しかしどの人も自分のしなければならない仕事をよく知っていて、一生をかけて、その目的をはたすために、努力したといえましょう。」 本文の中では笹森儀助、田代安定、伊能嘉矩についての記述がとくに参考になった。評価B

  • yone さん

    子ども向けの本で、読みやすく、多少言葉なども昔に書かれたのだろうと思うところもあったが面白い。まず最初の人物が殺人を犯して八丈島に流され、その地に根を張った近藤富蔵で、蝦夷地探検で高名な父近藤重蔵ではないところが、著者の心を表しているような気がした。松浦武四郎に興味があって読んだので、他の彼関係の本と宮本常一さんの本も読んでみようど思う。

  • Hirotsugu Fujii さん

    江戸時代、明治時代初頭、辺境を歩いて調べた人々の話。 自分の仕事をする人たちの凄さ。心動いた。

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人物・団体紹介

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宮本常一

1907年(明治40)〜1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職

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