私の日本地図 2 上高地付近 宮本常一著作集別集

宮本常一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784624924874
ISBN 10 : 4624924878
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

たちはだかる自然力に挑みながら、時代時代の変化に対応して生きる山の民の賢明な姿と、むらを通る安房峠・野麦峠・境峠などの峠越しの古道を行き交った、ひと・もの・文化の歴史。

目次 : 島々/ 奈川ダム/ 奈川谷/ 奈川温泉/ 野麦のふもと/ 番所/ 檜峠の道/ 白骨温泉/ 梓川・上高地/ 境峠から薮原へ/ 松本付近/ 別所・上田

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    上高地とは銘打たれているものの、付近とついているとおり主にそこより南東部の山村についての記述が中心。とはいえそこが上高地について記した部分より遥かに面白い。上高地というある意味人工的に作られた場所より、そちらの方が古来より人々の生活に密着しており、それが著者の筆によって浮かび上がるからであるかなあ。鎌倉往還の寂れた写真やうらぶれた道を雨の中歩く箇所等は、寂寥感が身に沁みて特に印象に残る。あと著者の歩く時の様子や思想、調査時の様子等がシリーズ中一番表面に出てきているようにも思え、そちらもまた興味深かった。

  • ann さん

    都立図書館からのため返却日ギリギリで流し読み。手元に置いてじっくり読みたい。昭和中期の調査。上高地とその周辺に生きる歴史。

  • きいち さん

    松本から西へ梓川・奈川を遡った地域を、林道開設にあたっての山林調査の一環で訪ねた旅の記録。飛騨へと通り抜ける道に沿った村々は、街道(もともとは往還、名の通り情報の行き交う場所)を通じて実は古来変化を重ねてきた場所、そこがまた、新たな変化を遂げようとしているその瞬間を切り取っていくような。ダムの工事現場、葺き替えられる屋根、無住となった家。今訪ねたら、また変わっているのだろうか、それとも?◇新版の最終配本ということで編者・香月の編集経緯を収録。これがいい、読むだけで一緒に携わっているような気分にしてくれる。

  •   さん

    槍に登りに行った後、書店でふと見かけて。上高地乗鞍林道に伴う旧安曇・奈川村調査の話が中心(後半は木曽路・松本・上田)。既に昭和40年頃であるも、まだ私の思う昔からの風俗が残っていたらしい。しかし、それとても時代と共に変遷しており、山間の村は常に生活向上のためのエネルギーを持っていた。写真に写っている山々に、まだ人が入っていたのか、木々が少ないのが新鮮だ。都市から続く毛細血管の先のようになった今は、果たして良いのか悪いのか。

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人物・団体紹介

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宮本常一

1907年(明治40)〜1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職

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