山の道

宮本常一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896948820
ISBN 10 : 4896948823
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
追加情報
:
20cm,203p

内容詳細

山の中の生活は厳しく、山道を行けば必ずといっていいほど峠越えをしなければならなかった。そういう道を人々はどのように歩いて行ったのか。山道や峠道の果たした役割にふれながら、人々の山中での暮らしを探る。

【著者紹介】
宮本常一 : 1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    米良や椎葉、祖谷に熊野、遠山、野麦峠。山中の隠れ里は決して人跡まれな桃源郷ではなく、山の向こうへとつながり物資が往還する交通のある場所だった。山村調査を主宰していた宮本とそこに参画し続けた田村善次郎によるレポート。◇宮本がわは歴史系が多め。平家伝説の落人譚ばかり語られるけど、どの村も、近世の統治者への抵抗と弾圧(虐殺)で旧来の支配層が一掃されるという血塗られた歴史を併せ持つ。◇山中で開かれた牛市、門前町。尾根道の歩きやすさが生んだ有為転変。廃村の危機に対し宮本はとても冷静だが、その源はここからなのだろう。

  • nata さん

    宮本常一と田村善次郎の共著。さすが、山の暮らしに過度のロマンを見ることなく、現実の厳しい歴史を見つめている。また、途中紹介されている『江漢西遊日記』を読んでみたくなった。

  • 徳島の迷人 さん

    宮本とその弟子の田村の共著。宮本の部分は『山に生きる人びと』と『塩の道』と被る所が多いが、死後に刊行された本だから仕方ないか。「各藩の関所は表向き厳しいが、実際は抜け道が黙認されており住人はそれを使っていた。廻国修行ならば取締りも甘かった。」「(氷見から高山経由で運ばれるため)ブリは飛騨で取れると思っている信州人もいた」という記述は面白い。山奥の集落は生産性乏しいが運輸や宿等のサービス業で稼ぎ、存在理由が分かる。「里の人々は、山の向こうに幸福な世界を夢見ていた」が根本的に異なる生活があるわけではなかった。

  • 欠陥コイン さん

    20100208

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人物・団体紹介

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宮本常一

1907年(明治40)〜1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職

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