女の民俗誌 岩波現代文庫

宮本常一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006030445
ISBN 10 : 4006030444
フォーマット
出版社
発行年月
2001年09月
日本
追加情報
:
15cm,324p

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読書メーターレビュー

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  • i-miya さん

    2010.07.18 (初出一覧) 「近畿民俗」(S12) 「国民百科」(S40)「婦人百科」(S44-S45) (解説・谷川健一=編集者) ◎宮本氏との出会いを中心に。1956年のこと。柳田国男「桃太郎の誕生」で自分の生き方に見当がついた。鎌田久子氏。『海をひらいた人々』(宮本常一)(小学生向けの本)を読んで知らないことだらけだった。釣り糸の変化は、政権交代より以上に重要だ。『風土記日本』四つんばいになり馬の脚の間をくぐりその家にいれてもらった。猿股ひとつしかなく川の水であらいリュックの上で乾かしながら

  • あきあかね さん

     「その話を聞いているとみな実に苦労している。人生をのどかにすごしてきた人はいない。ただ苦を苦にしないといってはいいすぎであろうが、苦にまけなかったのである。」 全国各地を遍く歩いて人びとの生活、暮らしを渉猟した民俗学者宮本常一が、女性に焦点を当てた一冊。女工哀史のような悲話も多く語られるが、女性のたくましさやしなやかさ、カラリとした明るさも感じられる。映画『もののけ姫』で、たたら場が焼け落ち、何もかもおしまいだとうなだれる夫に対して、「生きてりゃなんとかなる。」と言うおトキさんの言葉に、⇒

  • 富士さん さん

    今も昔も、女性の権利というのは海の向こうからやって来たと考える向きがある中、著者の考えは明瞭です。女性は昔から男に劣るところはなかったし、受け身でいたわけではない。それは無駄話のようにネガティブに語られがちな女性の情報網を伝承を伝え、状況を把握するためのものと積極的に評価し、建前としての制度や倫理とは違う実質的な家の支配者、財産の管理者としての話に耳を傾けることで明らかにされます。力関係は別個に違うものですが、今までなかったものが今後あり得るとは考え難く、著者のような視点は当然あるべきと思うのですが。

  • のんき さん

    単行本・著作集未収録の論考を中心に女性の生活に関する著作を集めたもの。民俗学的考察に入る前の、一人一人の話そのものに圧倒される。そして掉尾を飾る母親についての文章に至って、著者の女性への賛嘆たる思いの源泉を見たように感じた。

  • RYOyan さん

    書物に記録されていない庶民の本当の生活の姿が垣間見える。当時あたりまえだった時計のない生活がどんなものだったのか、現代に生きる人が想像するのは難しい。でも宮本さんの言葉によって、隣のおばあちゃんと世間話を交わしてるかのように蘇ってくる。

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人物・団体紹介

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宮本常一

1907年(明治40)〜1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職

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