天気が変えた世界の歴史 祥伝社黄金文庫

宮崎正勝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396316624
ISBN 10 : 4396316623
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;16

内容詳細

歴史の転換点には、「天気」や「気候」が深くかかわっています。本書は、世界史の重大トピックと気象との関係を解き明かそうとしています。

目次 : 1 原始〜古代(ネアンデルタール人の絶滅/ 寒冷化・乾燥化とムギ栽培/ エジプト文明を演出したモンスーン ほか)/ 2 中世〜近代(ビザンツ帝国を揺るがしたペスト/ 乾燥があと押ししたイスラム帝国の誕生/ 温暖化とヴァイキング世界の拡大 ほか)/ 3 現代(エルニーニョに敗れたヒトラー/ 天候の偵察で成功した真珠湾奇襲/ 悪天候が幸いしたノルマンディ上陸 ほか)

【著者紹介】
宮崎正勝 : 1942年、東京都生まれ。東京教育大学文学部史学科卒業。筑波大学附属高等学校教諭(世界史担当)、筑波大学講師などを経て、北海道教育大学教育学部教授。中央教育審議会社会・地理歴史・公民部会専門委員。1975年1988年までNHK高校講座「世界史」常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roatsu さん

    直接、間接を問わず人間の営みに容赦なく影響する気象の壮大さと恐ろしさを垣間見られて大変面白かった。気象現象の解説やそれが影響した世界史上のトピックと同時代の日本の状況対比もあって俯瞰的でもある。個人的にはブッダの悟りと過酷なモンスーンに翻弄されて生きるインド一帯の環境の関連がさもありなんの感あり。気象由来に限らず追い詰められ、食い詰めた者や弱者を制圧できる力を持った者がどういう行動をするかは歴史が残酷に示す通りであり、平和に生きたければいつの時代でも安全保障は不可欠の施策なのだと改めて認識すべきだろう。

  • futabakouji2 さん

    前半から中盤にかけての展開は面白い。イスラームがシリアに進めたのは東ローマとササン朝ペルシャが536年の大噴火の影響により、2つの大国が弱っている隙に攻め込んだ形になったのね。気象全体の話というよりも歴史と天気を上手く合わせた本だと思った。

  • Kamabonz さん

    気候が耕作に適していたから農業が発生したのではなく、気候が悪くなり、食料の備蓄が少なくなったから農業が発生したという説には賛成です。気候が社会に与える影響がとてつもなく大きいというのにも賛成なのですが、歴史そのものを天気がかえたというのは、ちょいと大げさと思います。 それまでの経緯と天候が重なり、勝つ条件が整ったということなんだと思います。 気候・天候を切り口とした歴史ということで、大変興味深く読ませていただきました。

  • がま さん

    世界史の重大事件の裏には、世界規模の寒冷化が見て取れる。寒冷化の主な要因は大規模な火山噴火である。言うまでもなく気象は、我々の歴史に大きな影響を与えているのだ。エルニーニョ現象によりペルー海流が弱まらなければ、ピサロはインカ帝国まで辿り着かなかったかもしれず、前日に雨が降らなければナポレオンはワーテルローの戦いに勝利していたかもしれない、とは感慨深いものがある。

  • よし屋 さん

    著者は過去色々な歴史本を出しているが、そこから気象に関するネタで再編成した本。前半は大陸規模・地球規模の気象から世界の歴史が動いている感じが出ていたが、現代史になると個々の戦闘の話ばかりで無理やりネタを揃えた感が否めなかった。科学技術の進歩で異常気象に対応しやすくなったと言えばそれまでなのだが…。

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宮崎正勝

1942年生まれ。東京教育大学文学部史学科卒。筑波大学附属高校教諭、筑波大学講師、北海道教育大学教授などを経て、現在はNHK文化センター等の講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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