仏教論争 「縁起」から本質を問う ちくま新書

宮崎哲弥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480071347
ISBN 10 : 4480071342
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

二千五百年もの歴史をもつ仏教。その始点にして中核と言い得るのが、「縁起」なる法則だ。だが、「これが縁起だ」という定説は、仏教全体としてはいまだ存在していない。本書は、和辻哲郎、三枝充悳といった第一級の知識人、仏教学者が縁起をめぐり繰り広げた論争を俎上に載せ、なぜ彼らが虚構を実体視する罠に陥ったのかを検証。縁起とは何であり、仏教とは何であるかを、透徹した思考で浮かび上がらせた、類例なき書。

目次 : 第1章 縁起という迷宮(仏教の始点/ 普遍性の強調―初期仏教の縁起観 ほか)/ 第2章 皮相な論争理解―第一次縁起論争の解剖(上)(和辻哲郎の参戦/ 偏見のヴェール ほか)/ 第3章 真の対立点へ―第一次縁起論争の解剖(下)(宇井の木村説批判/ 論じ返す木村泰賢 ほか)/ 第4章 仏教学者たちの戦い―第二次縁起論争の深層(論争を主導した三枝充悳/ 計四九本の論争文 ほか)/ 第5章 生命主義とポストモダン―仏教の日本近代とその後(仏教は生命讃美の教えにあらず/ 初期仏教の生命観 ほか)

【著者紹介】
宮崎哲弥 : 1962年、福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒業。テレビ、ラジオ、雑誌などを舞台に、政治哲学、生命倫理、仏教論、サブカルチャー分析を主軸とした評論活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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