レジェンド歴史時代小説 東福門院和子の涙 上 講談社文庫

宮尾登美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062933162
ISBN 10 : 4062933160
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

皇室の外戚としてなんとしても権威を得たかった徳川家康。天皇の在位さえも意のままに操り、二代将軍秀忠の娘・和子を、天皇家へお輿入れさせるべく動く。生まれたときから運命を定められた和子が十四歳にして帝へと嫁ぐ、その胸に秘めていた想いとは―。女たちの生き様、心情を丹念に描いた傑作歴史小説!

【著者紹介】
宮尾登美子 : 1926年高知市生まれ。高坂高等女学校卒業。’62年第5回女流新人賞を『連』で受賞。’73年『櫂』で第9回太宰治賞受賞、’79年『一絃の琴』により第80回直木賞受賞。主な作品に『寒椿』(第16回女流文学賞)『序の舞』(第17回吉川英治文学賞)など。2014年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chantal(シャンタール) さん

    徳川秀忠とお江与の方との乙子である和子姫は生まれた時から禁裏へ入内する事が決まっていた。和子姫に生涯仕えたゆきがその一生を語る形で物語は進む。上巻はこの時代の登場人物たちの生い立ちや背景などが描かれ、和子姫そのものの話はまだ少ない。和子姫が嫁ぐ後水尾帝やその父後陽成帝の事など、これまであまり多くを知らなかったので、宮中方面の人間関係などは興味深い。和子姫たちが今後、酷いイジメに遭うことなどが予想され、下巻を読むのがちょっと恐い。武士に頼らねば生きて行けぬくせに、公家と言うものは・・頑張れ、姫!

  • sofia さん

    最後の章でやっと「入内」。それまで祖母のお市の方から母の江与と織田、浅井の血の歴史の話が続いた。そこを語らないと和子の性格もわからないし嫌いな話ではないが、長かった。下巻は「涙」なのか?!

  • まある さん

    武家から朝廷にはじめて嫁いだ徳川秀忠の娘和子(まさこ)一生を、幼少期から仕えたゆきの回想形式で綴る。上巻では和子が生まれるまでの徳川家と豊臣家のことや、徳川時代となり和子が朝廷へ嫁すまでが描かれている。昔の言葉でゆきが語るため、難しい表現もあるが内容はわかりやすく面白い。武家とは勝手の異なる環境で和子はどのように生きるのか。

  • rinrinkimkim さん

    107代後水尾天皇の后となった和子。えーっ!昨日パレードの陛下が126代、1600年代から500年で19人なの!?とびっくりしました。そして大御所は吾妻鑑を愛読していた。輿入れの牛車には蘭奢待を焚き染め。などこちらも本当なのか?と宮尾先生にお尋ねしたいです。そしてまたまた道長の望月のかけたるが登場しました。似たようなジャンルの本ばかり読み漁っている証拠ですねぇ。宮尾先生の本にしては着物のくどいくらいな説明も少なく、淡々と進む物語です。主人公の性格や動きが極端にないからか。後半の盛り上がりに期待します。

  • うたまる さん

    「私もゆきも、とうとう京の女子(おなご)にはなれなんだなあ」……徳川家より朝廷に嫁いだ秀忠とお江与の娘、和子の生涯。物語は彼女に12歳から仕えた女房ゆきの独白形式で語られる。そのため和子の不遇については、ゆきの怒りや苛立ちほど本人がどう思っていたのか定かでない。明らかではないだけに、ただ黙って微笑む姿に余計に胸が詰まった。上巻は入内までで、えぐいのは下巻からの模様。他、語りを八千草薫の声に脳内変換すると格調高くなり一層愉しめる。しかし注意されたし。間違って鷲尾真知子に変換するとフジテレビのゲス大奥になる。

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人物・団体紹介

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宮尾登美子

1926年(大正15年)4月13日‐2014年(平成26年)12月30日、享年88。高知県出身。1979年『一絃の琴』で第80回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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