三国志名臣列伝 後漢篇

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907963
ISBN 10 : 4163907963
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
368p;20

内容詳細

後漢末期の一八四年に王朝を襲い、三国時代の幕開けとなった「黄巾の乱」。大将軍の何進、劉備の師である盧植、曹操を支えた七人の名将の命運を描く。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    後漢末期に輩出した名臣の列伝である。 あまり馴染みがない人物が多いが、 著者は丹念に 掘り起こす… 三国志の英雄たち登場の前夜に活躍した人々 …曹操、劉備が少しだけ 現れるのが、奇妙に 嬉しい。 この時代の名臣たちの底に流れる、ひどく 儒教的な考えが むしろ新鮮で心地良い、 そんな作品だった。

  • あも さん

    何進、朱儁、王允、盧植、孔融、皇甫嵩、荀ケ。この渋さマックスの人選。ちょっと三国志かじった程度の人でも、前のめりで読みたいと思うことはないであろう人々。物語のメインストリームの脇の更に端っこ辺りにいる人たち。大河ドラマで言うなら、不遇な少年時代編に出てきてちょっといい事言うオジサン城主ぐらいの立ち位置。宮城谷昌光は資料を丁寧に読み込み、正確にきっちりと小説にする作家なので、興奮とかは一切ないのだが、三国志前半の知識の厚みを増すのには良かった。つまらないわけではないけど雑学ムック本読んでるような気分に近い。

  • R さん

    三国志序盤の英雄たちを短編で描いた作品。そんな人居たなぁと名前くらいしか知らなかった将軍なり、文官なりの人となり、そこまでの経歴エピソードが分かりやすく一本の物語になっていてすごく面白かった。全体的には、いわゆる徳というものに重点を置いた、仁徳の価値観が高い世界観なのが心地よくて、でもそこから逸脱していたり、あるいは実直であったりが、それぞれ魅力として、盧植や皇甫嵩といった人を彩っていてすごくよかった。何進の勇躍前後というのがこんなに面白かったのかと政治的な楽しさもあってよかった。

  • つみれ さん

    何進・朱儁・王允・盧植・孔融・皇甫嵩・荀ケを描く。『演義』や吉川『三国志』は、劉備や曹操など主役級の人物を際立たせるためにその他の人物を貶するような操作を行っている。史実としては清白な人物であるのに、無能な将軍として描かれがちな朱儁や皇甫嵩はそうした操作の最たる被害者であろう。後漢末期という腐敗の時代は、劉備らの活躍を過剰に脚色するのにうってつけの風景だったが、そうした物語的偏向に頼らずとも、本来存在した名臣をありのままに描けば三国志は十分に魅力的な物語たりうることを示してみせた短編集ではなかろうか。

  • イノ さん

    三国志も前半の後漢末期に登場する名臣達、何進、朱儁、王允、慮植、孔融、皇甫嵩、荀ケについて列伝として紹介する。それぞれ一編の物語になるような魅力的な人物ばかり。荀ケは特に語り尽くせぬ逸話がまだまだたくさん有るはずで、不完全燃焼な感じが残る。皆、滅亡に向かう後漢王朝に尽くし死んで行くが、報われない運命を思うと悲しみが漂う。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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