まり子の「ねむの木」45年

宮城まり子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098401055
ISBN 10 : 4098401053
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

初めての仕事に着手する者には、天から賜った炎がなくてはならない。明るく輝き、熱く燃えさかる炎の純粋さが。そして、その炎の中に身を置く者は、耐えねばならない。その純粋さゆえの傷みに。その燃焼度ゆえの激しさに。今日、「特別支援教育」と呼ばれる分野に、いち早く私学の立場から着手し、障害のある子どもたちを、個性豊かなアーチストにまで育て上げた著者の仕事は、そのいずれもが灼熱の炎の中から生まれ出た静かなガラスの宝石のようだ。半世紀に及ばんとする学園の“母”としての経験の中から、著者が一編一編、胸の血で養った渾身のエッセイを贈る。

目次 : 第1章 教え、教えられることの芽生え…(教え、学ぶ、さいしょのさいしょの心/ 絵で…行進で…ダンスで…お茶で ほか)/ 第2章 太陽に負けず汗し、涙し…(ガラスの表現―不安となぐさめ/ 教育…自分の命と引きかえに ほか)/ 第3章 実るもの、熟すもののあることを信じて…(思いのたけのクリスマスプレゼント/ お正月のおかあさんとして ほか)/ 第4章 一年の命の輝き贈り、贈られて…(ねむの木だけのためではなく/ 展覧会での可愛い出会い ほか)

【著者紹介】
宮城まり子 : 「ねむの木学園」理事長・園長・校長。1927年、東京都生まれ。1968年、「ねむの木学園」設立。障害のある子どもたちの展覧会やコンサート活動、また自身のガラス作品などを通して、表現や造形による人間の育成につとめる。1973年に「吉川英治文化賞」、1991年エイボン女性大賞、辻村教育賞、1992年ペスタロッチー賞、1993年に「東京都文化賞」など受賞多数。2004年には「東京都名誉都民」に選ばれる。「ねむの木学園」創設45年を迎える2012年、教育と福祉への長年の功労に対して、瑞宝小綬章を授けられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • uran さん

    30年くらい前に「ねむの木のこどもたち」を読みました。大変な目に合いながらずっと活動を続けていらっしゃるのですね。頭が下がります。文章はもちろん、挿絵が温かい。いつまでもお元気で。

  • ybhkr さん

    最近、この1980年制作のドギュメンタリー映画・虹をかける子どもたちを鑑賞し、ねむの木学園と宮城まり子さんに興味を持った。虹をかける子どもたちで結婚宣言して車椅子にタキシードで出演していたとっちゃんが30年経った今もねむの木学園にいて、織物をしていることにびっくり。相手の女の子も映画に出ていて同じ機織りの職業訓練をしてマリ子さんの白いドレスと自分で織ったストールをベール代わりにして結婚式ごっこしてたっけ。あの二人ダメになったのかあ。少しだけ残念な気持ち。まり子さんの生き方は真似できないけど尊敬できる。

  • amataro さん

    掛川でチビコみました。三角形にみえる。

  • 椿 さん

    障害云々関係なく、何かを一生懸命行うというのは素晴らしい。また、作中に出てくる、ねむの木の子供から宮城さんへ宛てた手紙がとても優しくて、自分は今まで誰かに対して、こんなに優しい思いで接してあげたことはあるかなと恥ずかしくなった。「子供は、先生の言うことは聞かないけど、先生のやっていることは真似をする」、宮城さんが行動で示しているから、子供もついてくるのかなと思う。

  • auchida0507 さん

    何があっても揺るがない気持ちと、味方と見つけることが必要だ。

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