浄土の帝 角川文庫

安部龍太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043659050
ISBN 10 : 4043659059
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
15cm,508p

商品説明

末法の世、平安時代末期。貴族たちの抗争は皇位継承をめぐる骨肉の争いと結びつき、鳥羽院崩御を機に戦乱の炎が都を包む。朝廷が権力を失っていく中、自らの存在意義を問い、理想を追い求めた後白河帝の半生を描く。

内容詳細

平安時代末期、末法の世。貴族たちの権力抗争は、皇位継承をめぐる骨肉の対立と結びつき、頂点に達した。鳥羽院の崩御を機に噴きあがった戦乱は、容赦なく帝をも巻き込む。崇徳院の悲劇、失墜する摂関家、寵臣たちの暗躍、そして美貌の后妃の思惑…。混迷を深める政情は、新たな権力者の登場を予感させる。朝廷が、帝が、権力を失っていく中で、自らの存在意義を賭けて理想を追い求めた後白河帝、激動の半生を描く歴史巨編。

【著者紹介】
安部龍太郎 : 1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から1年間、「週刊新潮」に連載した「日本史 血の年表」(90年、『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る。2005年、『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gonta19 さん

    2008/12/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/3/21〜3/26 2年半ぶりの安部作品。保元・平治の乱、という名前は武士の台頭と絡ませて教わるが、どのようないきさつであったか、についてはほとんど知らなかった。本作品は、後白河天皇を主人公にその顛末が描かれている。あまり他の作品で読んだことのない歴史的事件であったので、大変面白く読めた。

  • あっこ さん

    「日本一の大天狗」のイメージが変わった。兄弟、家族、公家達との政治的な駆け引きに後白河天皇の心は日々すり減っていたのだろう。それが、やがて自分の政治的な野望を強引に実現しようとするのだから、やっぱり権力は人の心を蝕む怖いものなんだと改めて感じた。

  • 雛子 さん

    公家社会にこそ興味あれ、今までそんなに後白河帝に興味をもてず。大河を機に興味をもった悪左府・頼長が登場するので読んでみた。この小説では後白河帝の前半生しか描かれないものの、周りに流され意のままには生きられない天子としての苦悩や、時の流れが実の兄を追い落とす様を座して見ていなければならなかったり、実の子と対立しなければならない哀しさはじゅうぶん伝わってきた。公家たちもたくさん登場するし、架空の人物の活躍も面白かった。ただ、ラストの描写はどうしちゃったんだろうって、私的には思ってしまった。

  • シン さん

    通常源頼朝が評したように「日本国第一の天狗」として描かれることが多い後白河上皇ですが、この作品は主人公として全く逆のイメージで描かれ、とても新鮮でした。「この国の心の主になりたい」と考えた後白河上皇に対し、最終的に勝者となった武士たちは歴史書等で「天狗」として表現していったため、現在の悪役的イメージが定着してしまったのでしょうね。続きが読みたいです。

  • Ryuji さん

    ★★★☆☆これまでの後白河上皇のイメージを一変させる一冊です。どちらかというとネガティブなイメージな後白河上皇ですが、この本ではほぼそれを感じさせない。後白河院からの視点の小説なので当然と言えばそうなのですが・・・。平安末期の小説で平清盛がほとんど出てこない設定もある意味では良いと思う。小説の内容とは外れますが、この時代の公卿の名前が未だに覚えられない・・・・。

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安部龍太郎

1955年福岡県生まれ。国立久留米高専機械工学科卒。図書館司書を経て90年『血の日本史』で衝撃的なデビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、13年『等伯』で直木賞、16年歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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