基本情報
内容詳細
日本の共稼ぎ夫婦の妻になぜ家事労働は偏るのか?ノーベル経済学賞受賞者アカロフがクラントンとともに提唱するアイデンティティ経済学を理論的フレームワークとして様々なアンケート調査から得られた個票データを用いた実証分析によりジェンダー・ディスプレイ仮説を検証し、その要因を解明して政策的インプリケーションを導出する。
目次 : 第1章 アイデンティティ経済学/ 第2章 JPSC2008を用いた共稼ぎ夫婦の家事労働行動/ 第2章 補論 共稼ぎ夫婦の外食・中食利用と家事労働削減―JGSS‐2006を用いた実証分析を中心に/ 第3章 JPSC2000‐2008パネルデータを用いた常勤職で働き稼ぐ夫婦の妻の家事労働行動/ 第4章 JPSC2000‐2008パネルデータを用いた共稼ぎ夫婦の妻の家事労働行動/ 第5章 JPSC2000‐2008を用いたAkerlof and Kranton仮説の検証/ 第6章 日本の共稼ぎ夫婦のジェンダー・アイデンティティ喪失と家事労働分担行動におけるジェンダー・ディスプレイ/ 第7章 共稼ぎ夫婦の家事労働分担行動に関するジェンダー・ディスプレイ:家事生産アプローチからの実証分析
【著者紹介】
安藤潤 : 1968年大阪府生まれ。1988年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。2000年早稲田大学大学院経済学研究科応用経済学専攻経済政策専修単位取得満期退学。財団法人国際通信経済研究所嘱託研究員、ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ客員研究員、コーネル大学客員研究員などを経て、新潟国際情報大学国際学部准教授。専門は経済政策、防衛経済学、家計経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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