単位は進化する 究極の精度をめざして DOJIN選書

安田正美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784759816785
ISBN 10 : 475981678X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
224p;19

内容詳細

2018年、国際度量衡総会において質量(kg)、電流(A)、熱力学温度(K)、物質量(mol)の定義改定が予定されている。その背景にはどのような事情があるのか。単位の定義改定は、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。本書では、国際単位系(SI単位)で定義されている七つの単位のうち、長さ、質量、時間、電流、熱力学温度を取り上げ、精度の高い単位が求められる理由を、科学の進歩と社会的なニーズへの対応という観点からわかりやすく説き起こす。新しい単位の世界へようこそ。

目次 : 第1章 単位ってなんだろう―世界を理解するための共通のものさし/ 第2章 単位はどのように決められているか/ 第3章 「長さ」は単位の進化のトップランナー/ 第4章 どっしり構えた単位の王様「質量」/ 第5章 飛躍的に精度が向上している「時間」/ 第6章 単位の世界を支配する「電気」/ 第7章 適切なコントロールが求められる「温度」/ 第8章 高精度な単位は社会をどう変えるか

【著者紹介】
安田正美 : 1971年、広島県生まれ。島根県仁摩町で育つ。1998年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。アメリカ・イェール大学博士研究員、東京大学助手を経て、現在、産業技術総合研究所計量標準総合センター時間標準研究グループグループ長。専門は光周波数標準、時間標準。現在のおもな研究テーマは、光格子時計の高精度化・可搬化・高信頼化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まえぞう さん

    2019年のSI単位系改正の少し前に書かれた本ですが、単位という言葉が目に入ってくると、どうしても手が出てしまいます。進化するということなので、単位の定義の歴史が中心です。今回気づかされたのは時間についてで、1秒の定義と今この時刻の決定という二つの要素がありますね。時間と時刻ということですか。

  • 帯長襷 さん

    ちょっと興味があり一章だけ。でも案外面白そうだった!2章以降の細かな話まで見てないが、「どうやって単位が生まれるのか」「なぜ統一単位ができそうでできないのか」など考えると、これからの社会、グローバルと言われてきたけどさらにデジタルな世界で繋がりが拡張する世界では示唆のある観点のように思える。パラっと見た一章だが良い気づきをもらった。

  • どん さん

    単位は小学校のころから学び、あるものとして日常生活で使ってきたが、進化してきた経緯は知らなかった。科学の進歩には単位の精度向上が欠かせず、単位の精度が上がることで科学が大きく進歩する。科学者の苦労話もあり面白い。 ノーベル賞でしか聞かないような話の重要性が良くわかる。 読み終わった直後の11/16に国際度量衡総会で質量、電流、温度、物質量の定義が改定された。このタイミングに出版された意義深い書籍だ。

  • やん さん

    易しく分かりやすく書いてくれているのだが、思っていたよりも硬派で難しく、読むのに時間がかかった。著者が紹介している「度量衡学は科学の母である」という言葉は含蓄が深い。基礎的な研究の重要性を実感させてくれる本だった。

  • GX さん

    「m」や「kg」など、日頃なじみの深い単位の定義が、どのような変遷をたどって今に至っているのか、その背景には、どのような社内のニーズがあったのか。「単位」という切り口で、自然科学の進歩の歴史を学ぶことができました。「他の現象による影響を除外した『理想』をベースに原理を考え、その後で現実に当てはめる」何か、物理の理論以外でも応用できそうなアプローチですね。

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安田正美

1971年、広島県生まれ。島根県仁摩町で育つ。1998年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。アメリカ・イェール大学博士研究員、東京大学助手を経て、現在、産業技術総合研究所計量標準総合センター時間標準研究グループグループ長。専門は光周波数標準、時間標準。現在のおもな研究テーマは、光

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