はなちゃんのみそ汁 文春文庫

安武信吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901691
ISBN 10 : 4167901692
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p;16

内容詳細

「私はがんになった後に、ムスメを授かりました。だから、この子を残して、死ななければなりません」。33歳で逝った母が5歳の娘と交わした約束、それは「毎朝、自分でみそ汁をつくること」。だから、はなちゃんは毎朝、みそ汁をつくる。生きることは食べること。“生きる力”に心を揺さぶられる感動の記録。

目次 : 第1章 乳がんと結婚と/ 第2章 命がけであなたを産んだ/ 第3章 食べることは生きること/ 第4章 全身転移/ 第5章 「ママ、おっぱい、ちょきんて切られたの?」/ 第6章 遺していく娘との約束/ 第7章 最期の日々/ 第8章 はなちゃんのみそ汁

【著者紹介】
安武信吾 : 1963年生まれ。福岡県出身。下関市立大学を卒業後、西日本新聞社入社。久留米総局、宗像支局、運動部などを経て、現在は地域づくり事業部。同社剣道部監督

安武千恵 : 1975年生まれ。長崎県出身。福岡教育大学大学院修了後、小学校の音楽教師として勤務。がん闘病中にブログ『早寝早起き玄米生活』を綴る。2008年7月11日逝去

安武はな : 2003年生まれ。福岡県出身。「枕崎鰹節ジュニア大使」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しょーくん@本棚再編中 さん

    ★★★★★★★★☆☆はなちゃんに対して生きていくために必要なことを命懸けで伝えた千恵さんの魂と、それを受け継ごうとするはなちゃん、さらにそれを支え見守る信吾さんのしなやかな強さ、安武一家を支える周りの人たちの温かさに胸を打たれました。「食育」のバイブル的な一冊としてもおすすめです。

  • ぶんこ さん

    結婚直前に乳がんがわかり、子供はできないだろうと言われた千恵さん。子供が欲しかった信吾さん。そんなご夫婦がカナダ旅行で授かった命はなちゃん。この本を読むと「はなちゃん」の存在がご夫婦にとって大きな救い、癒しだったのがヒシヒシと伝わってきました。生きる上での食の大切さは癌を患った岸本葉子さんのエッセイでも読んでいました。その時は「大変だなぁ。よくやるなぁ」という感想でしたが、子供を思う母の気持ちが入ってくるとインパクト大。五臓六腑に染み渡るようです。

  • はつばあば さん

    誕生と同時に死に向かってまい進する私達。親が子に残せるもの、私の場合は仕事。男に頼らず自分の力で生活できることだった。歯ぎしりする子はなんらかの葛藤があると書いてあったが、まさしく長女にでた。幼稚園に入園と同時に家の雑巾がけ・・高校卒業して家を出るまで続いた。お父さんは仕事してくれている、あんた達は幼稚園に行かせてもらっているのだからと。愛情表現の下手な私でしたが、父親と娘の仲を取り持つのは表現下手も一役かっているのではないかと自負している。娘夫婦をみていて親も子と同時に育っていくものだとつくづく思う。

  • katsubek さん

    24時間テレビのドラマも見たが、ドラマは優しすぎるか。こちらの方が、「闘っている」感じがする。闘ったからこそ、後悔がある。「もっとこんなふうにできたのに」という悔いが生まれる。そして、それが亡き人を偲ぶよすがとなり、生きていくためのエネルギーともなっていく。闘ったからこそ、である。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    自分は父親として、子供たちに生きる力とその術を与えることができただろうか。これがこの本を読み終えてまず最初に頭に浮かんだこと。そして何一つできていなかったことに愕然とする。そして次に浮かんできた言葉は「丁寧に生きる」ということ。丹精込めて作った食材を丁寧に無駄なく調理し、それを家族で一緒にいただく。簡単な様にみえて現代社会ではこれが結構難しい。千恵さんは癌との戦いの日々でこの「丁寧に生きること」の大切さに気づき、それを一人娘のはなちゃんに伝える。そしてその想いはこの本を読んだ沢山の人にも伝わったと思う。

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安武信吾

1963年生まれ。福岡県出身。新聞記者、書籍編集者などを経て、現在は「食」「いのち」をテーマにドキュメンタリー映画を製作。「弁当の日『めんどくさい』は幸せへの近道」で初監督、「いただきます みそをつくるこどもたち」ではプロデューサーを務めた

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